カテゴリー

書籍詳細

書籍のレビュー・概要

二〇世紀ロシアの思想家ミハイル・バフチンによる〈対話〉の思想が、近年、教育や精神医療の現場で注目されている。単なる話し合いではない、人を決めつけない、つねに未完成の関係性にひらかれた対話とは何か。「複数の対等な意識」「心に染み入る言葉」など、バフチン自身のテクストを紹介しながら、ポイントをわかりやすく解説する。

生きることとしてのダイアローグ

Takumi ブックス

生きることとしてのダイアローグ

バフチン対話思想のエッセンス

著者・関係者
桑野 隆 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2021/09/16
体裁
B6・並製 ・カバー ・184頁
ISBN
9784000614900
在庫状況
在庫あり

価格:1,980 円

カートを見る

著者略歴

  • 桑野 隆(くわの たかし) 1947年生まれ。東京外国語大学大学院(スラヴ系言語)修了。元早稲田大学教授。専攻はロシア文化・思想。主な著書に、『民衆文化の記号学』(東海大学出版会)、『未完のポリフォニー』(未來社)、『夢みる権利』(東京大学出版会)、『バフチン新版』(岩波書店)、『バフチンと全体主義』(東京大学出版会)、『危機の時代のポリフォニー』(水声社)、『20世紀ロシア思想史』(岩波現代全書)、『増補バフチン』(平凡社ライブラリー)、『言語学のアヴァンギャルド』(水声社)など。主な訳書に、バフチン『マルクス主義と言語哲学 改訳版』(未來社)、『バフチン言語論入門』(共訳、せりか書房)、バフチン『ドストエフスキーの創作の問題』(平凡社ライブラリー)、トロツキイ『文学と革命』(岩波文庫)、『ヤコブソン・セレクション』(共訳、平凡社ライブラリー)、オリガ・ブレニナ=ペトロヴァ『文化空間のなかのサーカス』(白水社)、アンナ・ラーツィス『赤いナデシコ』(水声社)など。

目次

  1. はじめに Ⅰ 対話的人間 1 「わたしはひとりで生きている」という幻想 2 ひとは永遠に未完であり、決定づけられない 3 ポリフォニー――自立した人格どうしの対等な対話 4 気をゆるめることなくむすびつきながらも、距離を保つ 5 応答がないことほど、おそろしいことはない Ⅱ 内なる対話 6 モノローグが対話的なこともある 7 意識は対話の過程で生まれる 8 真理も対話のなかから生まれる 9 他者がいて、わたしがいる 10 相互が変化し豊饒化する闘争 Ⅲ 相互作用のなかのことば 11 言外の意味 12 言語のなかでは、さまざまなことばが対話をしている 補 沈黙 おわりに 注 主要文献

本文紹介

教育や精神医療の現場で近年注目される、バフチンの〈対話〉思想をわかりやすく解説。

抜粋:二〇世紀ロシアの思想家ミハイル・バフチンによる〈対話〉の思想が、近年、教育や精神医療の現場で注目されている。単なる話し合いではない、人を決めつけない、つねに未完成の関係性にひらかれた対話とは何か。「複数の対等な意識」「心に染み入る言葉」など、バフチン自身のテクストを紹介しながら、ポイントをわかりやすく解説する。