書籍詳細

書籍のレビュー・概要

原発事故とコロナ禍は、否応なく見えざるものの力を思い知らしめた。見えざるものである死者たちと私たちの関係にも、いま新たな変化が生じている。末木文美士、中島隆博、若松英輔、安藤礼二、中島岳志、眼に見えない領域をめぐって独自の思索を続けてきた五名が、死者と霊性をキーワードに、来るべき時代について討議する。

死者と霊性

Takumi ブックス

死者と霊性

近代を問い直す

著者・関係者
末木 文美士 編
カテゴリ
文庫
刊行日
2021/08/20
体裁
新書・264頁
ISBN
9784004318910
在庫状況
在庫あり

価格:946 円

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著者略歴

  • 末木文美士(すえき ふみひこ) 1949年生まれ。 東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学) 専攻-仏教学、日本思想史。 現在-東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。 著書-『日本宗教史』(岩波新書、2006年)、『日本仏教入門』(角川選書、2014年)、『思想としての近代仏教』(中公選書、2017年)、『『碧巌録』を読む』(岩波現代文庫、2018年)、『冥顕の哲学1死者と菩薩の倫理学』(ぷねうま舎、2018年)、『日本思想史』(岩波新書、2020年)、『日本の思想をよむ』(角川ソフィア文庫、2020年)ほか

目次

  1. 《提 言》近代という宴の後で┄┄┄┄┄末木文美士 《座談会》死者と霊性――末木文美士(司会)・中島隆博・若松英輔・安藤礼二・中島岳志 第Ⅰ部 はじめに――コロナ禍のなかで 死者とのつながり方 転換期としての二〇〇〇年代 二つの震災をめぐって 一〇〇年単位と一〇〇〇年単位 第Ⅱ部 「近代」のとらえ方 一九世紀のグローバル化と神智学 インドの近代と霊性 中国の近代と霊性 日本の近代と霊性 言語の余白について 第Ⅲ部 死者たちの民主主義 「政教分離」と「メタ宗教」 「宗教」と「国家」の再定義へ 「メタ宗教」の条件 天皇と国体をめぐって 哲学と宗教の再興に向けて 死者のビオス┄┄┄┄┄┄中島岳志 死者と霊性の哲学――西田幾多郎における叡知的源流┄┄┄┄┄若松英輔 地上的普遍性――鈴木大拙、近角常観、宮沢賢治┄┄┄┄┄中島隆博 「霊性」の革命┄┄┄┄┄安藤礼二 あとがき

本文紹介

末木文美士、中島隆博、若松英輔、安藤礼二、中島岳志、死者と霊性をめぐっての白熱した討議をまとめる。

抜粋:原発事故とコロナ禍は、否応なく見えざるものの力を思い知らしめた。見えざるものである死者たちと私たちの関係にも、いま新たな変化が生じている。末木文美士、中島隆博、若松英輔、安藤礼二、中島岳志、眼に見えない領域をめぐって独自の思索を続けてきた五名が、死者と霊性をキーワードに、来るべき時代について討議する。