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書籍のレビュー・概要

第一次世界大戦下、潰えゆくハプスブルク帝国の一員だったチェコ系、スロヴァキア系の移民と捕虜たちは、新国家「チェコスロヴァキア」の樹立を目指して義勇軍を結成した。大戦とロシア内戦を戦った彼らは、列強の政治的野心に翻弄されながら「未来の祖国」を希求した。新しい国民国家の創出と中東欧の再編をめぐる、激動の世界史。

チェコスロヴァキア軍団

Takumi ブックス

チェコスロヴァキア軍団

ある義勇軍をめぐる世界史

著者・関係者
林 忠行 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2021/07/28
体裁
四六・上製 ・カバー ・288頁
ISBN
9784000614764
在庫状況
在庫あり

価格:3,520 円

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著者略歴

  • 林 忠行(はやし ただゆき) 1950年生まれ。東京都立大学法学部卒。カレル大学(プラハ)留学、一橋大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。広島大学法学部助教授、同教授、北海道大学スラブ研究センター教授、同大学理事・副学長等を経て、現在、京都女子大学現代社会学部教授(2014-2020年まで学長)。 専門はチェコスロヴァキア史、東欧地域研究、国際関係史。 著書に『中欧の分裂と統合――マサリクとチェコスロヴァキア建国』(中公新書、1993年)、『ポスト冷戦時代のロシア外交』(共編、有信堂高文社、1999年)、『ポスト社会主義期の政治と経済――旧ソ連・中東欧の比較』(共編、北海道大学出版会、2011年)ほか。

目次

  1. プロローグ――無名戦士の墓をめぐって 序 章 「祖国」のかたち――その土地と住民 一 「世界戦争」と「世界革命」のなかの義勇軍 二 新国家の空間と住民 三 ナショナリズムの展開 第1章 義勇兵たち――ガリツィアの前線へ 一 ロシアにおける義勇軍の編成 二 戦場へ 三 様々な義勇兵たち 第2章 独立運動一九一四―一六年――未来の祖国を想像する 一 大戦の勃発と国内政治 二 国外での独立運動 三 ロシアとアメリカの移民たち コラム サマセット・モームの諜報活動 第3章 ロシア革命と軍団一九一七年――ズボロフの勝利、そして東方へ 一 二月革命とズボロフの戦い 二 十月革命と軍団 三 独立運動の展開 コラム カレル・チャペックと独立運動 第4章 反乱一九一八年――シベリア横断鉄道をめぐって 一 反乱の前夜 コラム ヤロスラフ・ハシェクと兵士シュヴェイク 二 反乱の展開 三 内戦のなかの軍団 第5章 干渉戦争と新国家の独立――「連合国の前衛」に 一 連合国の対ソ干渉政策と軍団 二 連合国の対ハプスブルク政策の転換 三 独 立 終 章 独立後の軍団――故郷への道は遠く 一 シベリアでの軍団 二 パリ平和会議と軍団 三 撤 退 四 新国家の独立と課題 コラム アルフォンス・ムハ(ミュシャ)と「スラヴ叙事詩」 エピローグ――その後の軍団員たち コラム ルドヴィーク・スヴォボダ あとがき 史料・文献リスト 索 引

本文紹介

第一次大戦下、列強の政治的野心に翻弄されながら新国家チェコスロヴァキア樹立を目指して戦った義勇軍の物語。

抜粋:第一次世界大戦下、潰えゆくハプスブルク帝国の一員だったチェコ系、スロヴァキア系の移民と捕虜たちは、新国家「チェコスロヴァキア」の樹立を目指して義勇軍を結成した。大戦とロシア内戦を戦った彼らは、列強の政治的野心に翻弄されながら「未来の祖国」を希求した。新しい国民国家の創出と中東欧の再編をめぐる、激動の世界史。