書籍詳細

書籍のレビュー・概要

戦後日本を代表する詩人にして、のびやかな感受性と偏りのない知性で、詩と諸芸術、物書きと一般読者、古典と現代、日本と海外、文学者相互の間を橋渡ししつづけた大岡。「分断」「閉塞」が強まる今こそ胸を打つ、希望のメソッドの全貌にせまる。戦後日本の文化・芸術・社会の様相を見晴らせる現代詩入門としてもおすすめの一冊。

大岡信 架橋する詩人

Takumi ブックス

大岡信 架橋する詩人

著者・関係者
大井 浩一 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2021/07/20
体裁
新書・並製 ・カバー ・270頁
ISBN
9784004318897
在庫状況
在庫あり

価格:968 円

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著者略歴

  • 大井浩一(おおい こういち) 1962年、大阪市生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。毎日新聞社で社会部などを経て、96年より学芸部で主に文芸、論壇を担当。学芸部長も務めた。この間、大東文化大学、法政大学講師を歴任。 現在――毎日新聞学芸部編集委員、言論史研究者、評論家 著書――『メディアは知識人をどう使ったか──戦後「論壇」の出発』『六〇年安保──メディアにあらわれたイメージ闘争』『批評の熱度──体験的吉本隆明論』(以上、勁草書房)、『20世紀精神史』(共編)『1968年に日本と世界で起こったこと』(共編著)『大正という時代』(共編著、以上、毎日新聞社)、『2100年へのパラダイム・シフト』(広井良典・共編、作品社)ほか。

目次

  1. はしがき 序 章 焼け跡からの出発――『鬼の詞』 第1章 霊感と批評――『記憶と現在』、『現代詩試論』、詩誌『櫂』 1 朝鮮戦争の時代 2 「感受性の祝祭」の到来 3 新たな詩表現を求めて 第2章 越境、また越境――シュルレアリスム研究会、南画廊、パリ 1 美術という沃野 2 六〇年安保の時代 第3章 前衛へのスタンス――SAC、『蕩児の家系』、『肉眼の思想』 1 草月アートセンター 2 大学紛争の時代 第4章 「唱和」のよろこび――『紀貫之』、『うたげと孤心』、『春 少女に』 1 連句のダイナミズム 2 連詩の宇宙 第5章 詞華集の富と焦燥――『折々のうた』、『詩人・菅原道真』、田村隆一追悼詩 1 折々のうた 2 「世紀の変り目」以後 終 章 「うたげ」が架橋するもの――「中道リベラル」の位置 あとがき 主な参考文献/略年譜/人名索引

本文紹介

しなやかでしたたかに「越境」を体現してみせた希望のメソッドとは。その生涯でたどる現代詩入門。

抜粋:戦後日本を代表する詩人にして、のびやかな感受性と偏りのない知性で、詩と諸芸術、物書きと一般読者、古典と現代、日本と海外、文学者相互の間を橋渡ししつづけた大岡。「分断」「閉塞」が強まる今こそ胸を打つ、希望のメソッドの全貌にせまる。戦後日本の文化・芸術・社会の様相を見晴らせる現代詩入門としてもおすすめの一冊。