書籍詳細

書籍のレビュー・概要

現代の政治の世界では、なぜ理性的な思考よりも、神話的で非科学的な考え方が支持されるのか? 二十世紀の大思想家カッシーラーが、ナチズムの支配するドイツを離れて亡命したアメリカで、最期まで取り組んだ大問題。国家と神話との結合、理性がそれに抗する闘争の歴史を、古代ギリシアから現代まで壮大なスケールで跡づける。

国家と神話 (上)

Takumi ブックス

国家と神話 (上)

(全2冊)

著者・関係者
カッシーラー 著・熊野 純彦 訳
カテゴリ
新書
刊行日
2021/07/15
体裁
文庫・476頁
ISBN
9784003367360
在庫状況
在庫あり

価格:1,320 円

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著者略歴

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目次

  1. 凡 例 訳者序文 編者序言 序 章 国家の神話 第Ⅰ部 神話とはなにか? Ⅰ 神話的な思考の構造 Ⅱ 神話と言語 Ⅲ 神話と、情動の心理学 Ⅳ 人間の社会的生における神話の機能 第Ⅱ部 政治理論の歴史における神話との闘争 Ⅴ 初期ギリシア哲学における「ロゴス」と「ミュトス」 Ⅵ プラトンの国家篇 Ⅶ 中世の国家論の宗教的ならびに形而上学的な背景 Ⅷ 中世哲学における適法的国家の理論 Ⅸ 中世哲学における自然と恩寵 Ⅹ マキャヴェリのあらたな政治学 マキャヴェリ伝説 Ⅺ マキャヴェリズムの勝利とその帰結 マキャヴェリとルネサンス 近代的な世俗国家 宗教と政治 Ⅻ あらたな国家理論の含意 国家の孤立化とその危険 マキャヴェリにおける道徳的問題 政治の技術 マキャヴェリの政治哲学における神話的な要素――〈運命〉 【下巻目次】 第Ⅱ部 政治理論の歴史における神話との闘争(承前) XIII ストア主義の再生(ルネサンス)と国家にかんする「自然法」理論 XIV 啓蒙と、そのロマン主義的批判者たち 第Ⅲ部 二十世紀の神話 XV 準備 カーライル XVI 英雄崇拝から人種崇拝へ XVII ヘーゲル XVIII 現代の政治的神話の技術 結 論 解 説 『シンボル形式の哲学』への途と、『シンボル形式の哲学』からの道 人名索引

本文紹介

なぜ非科学的・神話的な言説が、合理的な思考より支持されるのか? 国家と神話との関係を壮大なスケールで考察する。

抜粋:現代の政治の世界では、なぜ理性的な思考よりも、神話的で非科学的な考え方が支持されるのか? 二十世紀の大思想家カッシーラーが、ナチズムの支配するドイツを離れて亡命したアメリカで、最期まで取り組んだ大問題。国家と神話との結合、理性がそれに抗する闘争の歴史を、古代ギリシアから現代まで壮大なスケールで跡づける。