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書籍のレビュー・概要

私は耳の作家、魂の歴史家です──。ジャーナリストとして初めてノーベル文学賞を受賞した作家の創作の道のりと極意を、NHK同行取材記録のほか、充実した講演・対談・評論によって明らかにする。「ドキュメンタリー文学」の手法とは何か。『戦争は女の顔をしていない』や『チェルノブイリの祈り』はいかに書かれたか。

アレクシエーヴィチとの対話

Takumi ブックス

アレクシエーヴィチとの対話

「小さき人々」の声を求めて

著者・関係者
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 著・鎌倉 英也 著・徐 京植 著・沼野 恭子 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2021/06/25
体裁
四六・上製 ・カバー ・382頁
ISBN
9784000614788
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著者略歴

  • スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ(Светлана Алексиевич) 1948年ウクライナ生まれ。国立ベラルーシ大学卒業後、ジャーナリズムの道を歩む。綿密な聞き書きを通じて一般市民の感情や記憶をすくい上げる、多声的な作品を発表。戦争の英雄神話をうち壊し、国家の圧制に抗いながら執筆活動を続けている。邦訳作品に『戦争は女の顔をしていない』『ボタン穴から見た戦争──白ロシアの子供たちの証言(原題:最後の証人たち──子供の声のための独唱曲)』『アフガン帰還兵の証言──封印された真実(原題:亜鉛の少年たち)』『完全版 チェルノブイリの祈り──未来の物語』『セカンドハンドの時代──「赤い国」を生きた人びと』など。上記作品を「ユートピアの声」五部作と位置づけている。2015年ノーベル文学賞受賞。

目次

  1. 日本の皆さんへ――出版に寄せて …………… ◉アレクシエーヴィチ/沼野恭子=訳 負け戦(いくさ)――ノーベル賞受賞講演…………… ◉アレクシエーヴィチ/沼野恭子=訳 I 「小さき人々」への旅立ち――アレクシエーヴィチとは誰か …………… ◉鎌倉英也 第一章 プロローグ――未知の作家 第二章 最初の対話――ミンスクを訪ねて 第三章 旅の計画――目指すべき場所 II 「ユートピア」の残骸で――過去の記憶 …………… ◉鎌倉英也 第四章 流刑地シベリア――収容所のなかの収容所 第五章 ソヴィエトの砦ベラルーシ――「大祖国戦争」の爪痕 第六章 連邦崩壊と自殺者――「ユートピア」の果て III 国家の「神話」を砕く――戦争と抵抗 …………… ◉鎌倉英也 第七章 アフガン・シンドローム――殺人犯となった息子 第八章 アレクシエーヴィチ裁判――そこで何が問われたか 第九章 「我々」から「私」へ――チェチェン戦争に抵抗する人々 IV 核の時代に生きて――未来への証言 …………… ◉鎌倉英也 第一〇章 逃げ場のない世界――チェルノブイリ原発事故 第一一章 未知の顔をした「戦争」――汚染された大地の上で 第一二章 「フクシマ」を訪ねて――問われる「抵抗の文化」 V 「小さき人々」を見つめて――アレクシエーヴィチと徐京植 序 ――ふたつの対話はこのように生まれた 第一三章 「小さき人々」の声を聞く――暴力と破滅の二〇世紀を見据えて …………… ◉アレクシエーヴィチ×徐京植 第一四章 「小さき人々」の愛を信じる――二一世紀の苦悩の底から …………… ◉アレクシエーヴィチ×徐京植 第一五章 長い道――スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチさんへの手紙 …………… ◉徐京植 VI 声の小説(ロマン)――「赤いユートピア」の文学 第一六章 あるユートピアの物語――東京外国語大学講演…………… ◉アレクシエーヴィチ/佐藤貴之・沼野恭子=訳 第一七章 ユートピアの声――アレクシエーヴィチの文学 …………… ◉沼野恭子 番組・文献一覧 あとがき――「対話」を続けるために

本文紹介

私は耳の作家、魂の歴史家です――。ノーベル文学賞作家の創作の道のりと極意を多角的に明らかにする。

抜粋:私は耳の作家、魂の歴史家です──。ジャーナリストとして初めてノーベル文学賞を受賞した作家の創作の道のりと極意を、NHK同行取材記録のほか、充実した講演・対談・評論によって明らかにする。「ドキュメンタリー文学」の手法とは何か。『戦争は女の顔をしていない』や『チェルノブイリの祈り』はいかに書かれたか。