書籍詳細

書籍のレビュー・概要

千年を超えて読み継がれてきた『源氏物語』。その魅力の核心はどこにあるのだろうか。既存の物語を下敷きとしながら生み出された経緯に注目しつつ、長大な物語の隅々まで目を配り、一つ一つの巻を丁寧に「読む」ところから本質に迫る。何度も通読した愛好家にも、初めて挑戦する読者にも、新たなヒントが詰まった一冊。

源氏物語を読む

Takumi ブックス

源氏物語を読む

著者・関係者
高木 和子 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2021/06/18
体裁
新書・302頁
ISBN
9784004318859
在庫状況
在庫あり

価格:1,100 円

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著者略歴

  • 高木和子(たかぎ かずこ) 1964年兵庫県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。関西学院大学文学部教授を経て、 現在―東京大学大学院人文社会系研究科教授 専攻―『源氏物語』を中心に、平安文学研究 著書―『源氏物語の思考』(風間書房、第5回紫式部学術賞受賞)、『女から詠む歌源氏物語の贈答歌』(青亜舎)、『男読み源氏物語』(朝日新書)、『コレクション日本歌人選 和泉式部』(笠間書院)、『平安文学でわかる恋の法則』(ちくまプリマー新書)、『源氏物語再考――長編化の方法と物語の深化』(岩波書店)、『和歌文学大系50 物語二百番歌合/風葉和歌集』(明治書院、注釈、共著) ほか

目次

  1. はじめに Ⅰ 誕生から青春 一 両親の悲恋と美しき若君――桐壺(きりつぼ)巻 二 色好みの主人公――帚木(ははきぎ)・空蟬(うつせみ)・夕顔(ゆうがお)巻 三 憧れの人とゆかりの少女――若紫(わかむらさき)・末摘花(すえつむはな)巻 四 不義の子の誕生――紅葉賀(もみじのが)・花宴(はなのえん)巻 Ⅱ 試練と復帰 一 御代替わりの後――葵(あおい)・賢木(さかき)・花散里(はなちるさと)巻 二 不遇の時代――須磨(すま)・明石(あかし)巻 三 待つ者と離反する者――澪標(みおつくし)・蓬生(よもぎう)・関屋(せきや)巻 四 権勢基盤の確立――絵合(えあわせ)・松風(まつかぜ)・薄雲(うすぐも)・朝顔(あさがお)巻 Ⅲ 栄華の達成 一 幼馴染の恋――少女(おとめ)巻 二 新たなる女主人公――玉鬘(たまかずら)・初音(はつね)・胡蝶(こちょう)巻 三 翻弄される人々――蛍(ほたる)・常夏(とこなつ)・篝火(かがりび)巻 四 玉鬘との別れ――野分(のわき)・行幸(みゆき)・藤袴(ふじばかま)・真木柱(まきばしら)巻 五 六条院の栄華――梅枝(うめがえ)・藤裏葉(ふじのうらば)巻 Ⅳ 憂愁の晩年 一 若い妻の出現――若菜上(わかなのじょう)・若菜下(わかなのげ)巻 二 柏木の煩悶と死――柏木(かしわぎ)・横笛(よこぶえ)・鈴虫(すずむし)巻 三 まめ人の恋の悲喜劇――夕霧(ゆうぎり)巻 四 紫上の死と哀傷――御法(みのり)・幻(まぼろし)巻 Ⅴ 次世代の人々 一 光源氏没後の人々――匂兵部卿(におうひょうぶきょう)・紅梅(こうばい)・竹河(たけかわ)巻 二 八宮の姫君たち――橋姫(はしひめ)・椎本(しいがもと)・総角(あげまき)巻 三 中の君へ、そして浮舟へ――早蕨(さわらび)・宿木(やどりぎ)・東屋(あずまや)巻 四 薫と匂宮、揺れる浮舟――浮舟(うきふね)・蜻蛉(かげろう)巻 五 浮舟の出家――手習(てならい)・夢浮橋(ゆめのうきはし)巻 おわりに 参考文献 主要人物紹介 系 図 年 立

本文紹介

千年を超えて読み継がれてきた物語の魅力とは? 一つ一つの巻を丁寧に「読む」ことからその本質に迫る。

抜粋:千年を超えて読み継がれてきた『源氏物語』。その魅力の核心はどこにあるのだろうか。既存の物語を下敷きとしながら生み出された経緯に注目しつつ、長大な物語の隅々まで目を配り、一つ一つの巻を丁寧に「読む」ところから本質に迫る。何度も通読した愛好家にも、初めて挑戦する読者にも、新たなヒントが詰まった一冊。