書籍詳細

書籍のレビュー・概要

ASEANによる統合の深化、民主化の進展と葛藤。日本とも関わりの深いこの地域は、歴史的にさまざまな試練を経ながらも、近年ますます存在感を高めている。最新の研究成果にもとづき、世界史との連関もふまえつつ、多様な民族・文化が往来し東西世界の要となってきた東南アジアの通史を学ぶ。「歴史10講」シリーズ第五弾。

東南アジア史10講

Takumi ブックス

東南アジア史10講

著者・関係者
古田 元夫 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2021/06/18
体裁
新書・298頁
ISBN
9784004318835
在庫状況
在庫あり

価格:1,188 円

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著者略歴

  • 古田元夫(ふるた もとお) 1949年、東京都生まれ。1978年、東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。博士(学術)。東京大学教授を経て、 現在―日越大学学長、東京大学名誉教授 専攻―ベトナム地域研究 著書―『歴史としてのベトナム戦争』(大月書店)、『ベトナムの世界史』(東京大学出版会)、『ホー・チ・ミン』(岩波書店)、『ドイモイの誕生』(青木書店)、『ベトナムの基礎知識』(めこん)ほか

目次

  1. 第1講 青銅器文化と初期国家の形成 先史時代~9世紀 1 東南アジア地域の特徴 2 青銅器文化と初期国家 3 古代国家群の展開 第2講 中世国家の展開 10世紀~14世紀 1 東南アジアの中世を規定した要因 2 農業国家から発展した中世国家 3 交易国家の新展開 4 転換期としての一三~一四世紀 第3講 交易の時代 15世紀~17世紀 1 「交易の時代」の背景 2 「交易の時代」の新興国 3 新たな外来商人の活躍――ポルトガル、スペイン、日本、オランダ 4 「交易の時代」の大陸部諸国家 5 マレー・イスラム世界の展開 第4講 東南アジアの近世 18世紀~19世紀前半 1 東南アジアの近世の規定要因 2 大陸部の近世国家の展開 3 ヨーロッパ勢力の変化 4 ゾミア 第5講 植民地支配による断絶と連続 19世紀後半~1930年代① 1 東南アジアの近代――断絶と連続 2 植民地支配の確立とシャムの近代化 3 東南アジア経済の再編成 第6講 ナショナリズムの勃興 19世紀後半~1930年代② 1 ナショナリズムと植民地 2 ナショナリズムの展開 3 国際共産主義運動と東南アジア 第7講 第二次世界大戦と東南アジア諸国の独立 1940年代~1950年代 1 第二次世界大戦と東南アジア 2 日本の戦争 3 「日本を利用しての独立」から「自力による独立」へ――ビルマとインドネシア 4 反日と「日本を利用しての独立」の交錯――ベトナム 5 敵意に囲まれた日本――フィリピンとタイ 6 異なる対日感情――マラヤ、シンガポール 7 インドネシア独立戦争と第一次インドシナ戦争 8 独立と新国際秩序 第8講 冷戦への主体的対応 1950年代半ば~1970年代半ば 1 冷戦構造と東南アジア 2 ベトナム戦争 3 開発と独裁 4 マレーシアの結成とシンガポールの独立 5 ASEANの結成 第9講 経済発展・ASEAN10・民主化 1970年代半ば~1990年代 1 冷戦体制の崩壊からポスト冷戦期へ 2 カンボジア紛争からASEAN10へ 3 開発独裁の終焉と改革の模索 第10講 21世紀の東南アジア 1 グローバルな課題と東南アジア 2 ASEAN共同体の発足 3 各国のいま 4 結びにかえて――コロナ禍と東南アジア 主要参考文献

本文紹介

世界史との連関を意識しつつ、多様な人々と文化が織りなす東南アジアの通史を明快に叙述。

抜粋:ASEANによる統合の深化、民主化の進展と葛藤。日本とも関わりの深いこの地域は、歴史的にさまざまな試練を経ながらも、近年ますます存在感を高めている。最新の研究成果にもとづき、世界史との連関もふまえつつ、多様な民族・文化が往来し東西世界の要となってきた東南アジアの通史を学ぶ。「歴史10講」シリーズ第五弾。