書籍詳細

書籍のレビュー・概要

古文や現代文、話し言葉などを対象とする人文学研究において、近年、テキストアナリティクスが注目を集めている。『源氏物語』「宇治十帖」の著者問題、芥川龍之介や宇野浩二の文体の変遷、日本の方言分類分析など、文献研究に統計的手法を融合させた「計量文献学」における最新の研究成果をわかりやすく紹介した入門書。

文学と言語コーパスのマイニング

Takumi ブックス

文学と言語コーパスのマイニング

著者・関係者
金 明哲 編著・中村 靖子 編著・上阪 彩香 著・土山 玄 著・孫 昊 著・劉 雪琴 著・李 広微 著・入江 さやか 著
カテゴリ
自然科学書
刊行日
2021/06/03
体裁
A5・並製 ・カバー ・248頁
ISBN
9784000299022
在庫状況
在庫あり

価格:3,410 円

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著者略歴

  • 金 明哲(きん・めいてつ 第1章執筆) 同志社大学文化情報学部教授 上阪彩香(うえさか・あやか 第2章執筆) 大阪大学数理・データ科学教育研究センター特任助教(常勤) 土山 玄(つちやま・げん 第3章執筆) お茶の水女子大学文理融合AI・データサイエンスセンター特任講師 中村靖子(なかむら・やすこ 第4章執筆) 名古屋大学大学院人文学研究科教授 孫 昊(そん・こう 第5章執筆) 大連外国語大学日本語学部講師 劉 雪琴(りゅう・せっきん 第6章執筆) 南京農業大学外国語学院日本語学科講師 李 広微(り・こうび 第7章執筆) 同志社大学文化情報学研究科博士課程 入江さやか(いりえ・さやか 第8章執筆) 岐阜女子大学文化創造学部准教授

目次

  1. はじめに 第1章スタイロメトリー分析 1. 1 スタイロメトリー 1. 2 書き言葉におけるスタイロメトリー 1. 3 書き手の文体特徴量 1. 4 特徴量の分析方法 第2章古典文学の数理的研究と実例 2. 1 問題の所在 2. 2 数理的手法を用いた研究 2. 3 日本語の特徴 2. 4 公開されているテキスト資料とソフトウェア 2. 5 形態素解析について 2. 6 分析用ツール 2. 7 西鶴浮世草子の著者判別 第3章『源氏物語』を中心とした平安文学の計量分析 3. 1 文章の計量分析における研究テーマ 3. 2 『源氏物語』における計量的な研究課題と研究事例 3. 3 古典文学作品への計量的なアプローチ 3. 4 平安時代の文学作品を対象とした計量的な研究の今後の展望 第4章リルケでテキストマイニング! 4. 1 問題設定 4. 2 『マルテの手記』と他の作品・評論との比較 4. 3 2 つの文体:「短編小説」と「評論」 4. 4 『マルテの手記』の特徴 4. 5 まとめ 付表 文体判別に用いたサンプル文書 第5章 文学作品の代筆問題 5. 1 はじめに 5. 2 著者識別 5. 3 文体特徴量 5. 4 著者識別の方法 5. 5 川端康成の代筆問題 5. 6 まとめ 第6章 計量文体学からたどる文体の変化 6. 1 文体論 6. 2 文体の変化 6. 3 芥川龍之介の文体変化 6. 4 宇野浩二の文体変化 6. 5 総括 第7章 文学作品の模倣に関する計量的比較分析 7. 1 模倣作品の計量分析への誘い 7. 2 夏目漱石著『明暗』と水村美苗著『続明暗』について 7. 3 コーパスの構築 7. 4 主たる分析手法 7. 5 文体の比較 7. 6 トピックの時系列変化 7. 7 おわりに 付表 コーパスリスト 第8章 コーパスにおけるモーラ情報を用いた日本の方言分類分析 8. 1 はじめに 8. 2 分析データと研究方法 8. 3 岐阜・愛知の東西所属 8. 4 おわりに 付表1 自立モーラ一覧表 付表2 モーラunigram相対頻度表(上位12) 参考文献 索引

本文紹介

文献研究にテキストアナリティクスを融合させた「計量文献学」。最新の研究成果を多数紹介した入門書。

抜粋:古文や現代文、話し言葉などを対象とする人文学研究において、近年、テキストアナリティクスが注目を集めている。『源氏物語』「宇治十帖」の著者問題、芥川龍之介や宇野浩二の文体の変遷、日本の方言分類分析など、文献研究に統計的手法を融合させた「計量文献学」における最新の研究成果をわかりやすく紹介した入門書。