カテゴリー

書籍詳細

書籍のレビュー・概要

明治に函館で生まれ、帝政ロシアの貴族と結婚し、オランダ領東インドで農園を切り拓いた一人の日本女性。「南島に輝く女王」と称された三輪ヒデは、日本の蘭印侵略、敗戦、インドネシアの独立とナショナリズムの高まりなど、近現代史の荒波に揉まれながらも逞しく生き抜いた。インドネシア史研究の第一人者が、歴史に埋もれたヒデの歩みを描き出す。 ■推薦コメント 懐かしい旧友リリーさんと、母ヒデさんの物語と思って読み始めたら、これは、単に戦前戦後の時代の流れとその数奇な運命に翻弄された1人の女性とその家族の物語というだけではなかった。 膨大な資料と時間と情熱と執念で書き下ろした倉沢愛子氏による、日本人が知るべき大変貴重な歴史的物語。 デヴィ・スカルノ

南島に輝く女王 三輪ヒデ

Takumi ブックス

南島に輝く女王 三輪ヒデ

国のない女の一代記

著者・関係者
倉沢 愛子 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2021/05/13
体裁
四六・上製 ・カバー ・252頁
ISBN
9784000241830
在庫状況
在庫あり

価格:2,750 円

カートを見る

著者略歴

  • 倉沢愛子(くらさわ あいこ) 1946年生まれ。1970年東京大学教養学部卒業。1979年同大学博士課程を単位取得退学、2012年博士号取得。また、1988年コーネル大学でPh.D.取得。摂南大学教授、名古屋大学大学院教授、慶應義塾大学教授を歴任。現在、慶應義塾大学名誉教授。専攻はインドネシア現代史。この間、頻繁にジャワの農村等でフィールドワークを実施。 『日本占領下のジャワ農村の変容』(草思社、サントリー学芸賞受賞)、『女が学者になるとき』(草思社)、『「大東亜」戦争を知っていますか』(講談社現代新書)、『インドネシア大虐殺――二つのクーデターと史上最大級の惨劇』(中公新書)、『楽園の島と忘れられたジェノサイド――バリに眠る狂気の記憶をめぐって』(千倉書房)、『資源の戦争――「大東亜共栄圏」の人流・物流』(岩波書店)、『9.30 世界を震撼させた日――インドネシア政変の真相と波紋』(同)など著書多数。

目次

  1. はじめに 三輪ヒデ家系図 インドネシア共和国およびジャワ島地図 Ⅰ 南島に輝く女王 1 国際都市函館に芽生えたロマン――ニコライ・グラーヴェとの出逢い 2 南島に輝く女王 3 日本軍がやってきた! Ⅱ 異邦人になったグラーヴェ家の人びと 4 革命の嵐のなかで 5 新生インドネシアの異邦人 6 オランダ、そしてアメリカへ Ⅲ 世界へ躍進するグラーヴェ家の人びと 7 日本に嫁いだ娘たち 8 その後のグラーヴェ家 9 華麗に飛躍する孫たち Ⅳ 女王が眠るところ 10 四〇年ぶりの日本 11 インドネシアに骨をうずめたヒデ あとがき 参考文献・インタビュー記録 三輪ヒデ関連略年表

本文紹介

インドネシアの文書館に埋もれていた一通の手紙。それは、ある明治の女の数奇な人生を辿る旅の幕開けだった。

抜粋:明治に函館で生まれ、帝政ロシアの貴族と結婚し、オランダ領東インドで農園を切り拓いた一人の日本女性。「南島に輝く女王」と称された三輪ヒデは、日本の蘭印侵略、敗戦、インドネシアの独立とナショナリズムの高まりなど、近現代史の荒波に揉まれながらも逞しく生き抜いた。インドネシア史研究の第一人者が、歴史に埋もれたヒデの歩みを描き出す。 ■推薦コメント 懐かしい旧友リリーさんと、母ヒデさんの物語と思って読み始めたら、これは、単に戦前戦後の時代の流れと…