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書籍のレビュー・概要

クラスター対策に3密回避。未知の新型コロナウイルスに日本では独自の対策がとられたが、その指針を描いた「専門家会議」ではどんな議論がなされていたのか? 注目を集めた度々の記者会見、自粛要請に高まる批判、そして初めての緊急事態宣言……。組織廃止までの約四カ月半、専門家たちの議論と葛藤を、政権や行政も含め関係者の証言で描くノンフィクション。

分水嶺 ドキュメント コロナ対策専門家会議

Takumi ブックス

分水嶺 ドキュメント コロナ対策専門家会議

著者・関係者
河合 香織 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2021/04/06
体裁
四六・並製 ・234頁
ISBN
9784000614665
在庫状況
在庫あり

価格:1,980 円

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著者略歴

  • 河合香織(かわい かおり) 1974年生まれ。ノンフィクション作家。 2019年『選べなかった命──出生前診断の誤診で生まれた子』(文藝春秋)で大宅壮一ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞受賞。2009年『ウスケボーイズ──日本ワインの革命児たち』(小学館)で小学館ノンフィクション大賞受賞、その他の著作に『セックスボランティア』(新潮社)、『帰りたくない──少女沖縄連れ去り事件』(新潮社)、『絶望に効くブックカフェ』(小学館)など。

目次

  1. プロローグ│疱瘡神と乱世 第1章│未知のウイルスを前に 2月3日〜24日 それぞれのルビコン川 厚労省アドバイザリーボード 専門家会議発足 市民への説明 独自の見解の準備 専門家会議としての会見へ 第2章│クラスター対策と「情報の壁」 2月24日〜3月11日 クラスター対策班 「一斉休校」と北海道の感染拡大 若者への呼びかけ 感染者情報をめぐる軋轢 学生ボランティア 第3章│桜の季節の感染拡大 3月11日〜22日 御用学者の本分 遅れた検疫対策 大阪・兵庫の往来自粛 文書とりまとめの役割変更 大規模イベントをめぐって 第4章│緊急事態宣言発出へ 3月22日〜4月7日 「医療がもたない」 新型コロナと特措法 日本医師会の危機感 「最低七割、極力八割」 緊急事態宣言発出 第5章│リスクコミュニケーション 4月7日〜5月19日 PCR検査をめぐる批判 「四二万人」死亡推計会見 緊急事態宣言解除の基準数値 一〇万人あたり〇・五人 緊急事態宣言判断の三つの理由 高まる批判、不安定な会議体 第6章│専門家会議の「卒業」 5月19日〜7月3日 前倒しされた宣言解除時期 首相と一緒の会見の危うさ 議事録問題をめぐって 専門家の「卒業論文」と厚労省の反発 「卒論」会見と専門家会議の廃止 次なるルビコン川 エピローグ│後の先 あとがき 関連事項カレンダー 装丁=森裕昌

本文紹介

クラスター対策に3密回避。日本独自の対策を打ち出した専門家たちの議論と葛藤を描くノンフィクション。

抜粋:クラスター対策に3密回避。未知の新型コロナウイルスに日本では独自の対策がとられたが、その指針を描いた「専門家会議」ではどんな議論がなされていたのか? 注目を集めた度々の記者会見、自粛要請に高まる批判、そして初めての緊急事態宣言……。組織廃止までの約四カ月半、専門家たちの議論と葛藤を、政権や行政も含め関係者の証言で描くノンフィクション。