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書籍のレビュー・概要

死後35年余、ますます重要性を増すミシェル・フーコー。実証的研究と哲学的考察が交差するその巨大な思想圏を、現在の人文科学の観点から多角的に解明する。京都大学人文科学研究所が主催、3年に渡る共同研究の成果を一挙収録。今後の人文科学において長く参照されうる強度をもった、フーコー研究の最前線にして到達点。

フーコー研究

Takumi ブックス

フーコー研究

著者・関係者
小泉 義之 編・立木 康介 編
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2021/03/24
体裁
A5・上製 ・カバー ・590頁
ISBN
9784000614610
在庫状況
在庫あり

価格:18,150 円

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著者略歴

  • 【編者】 小泉義之(こいずみ よしゆき) [まえがき][Ⅰ─1] 立命館大学。哲学、倫理学。『ドゥルーズの霊性』(河出書房新社)他 立木康介(ついき こうすけ) [Ⅳ─1][あとがき] 京都大学人文科学研究所。精神分析。『女は不死である』(河出書房新社)他

目次

  1. まえがき‥……………小泉義之 引用の注記について Ⅰ 安全/科学/セクシュアリティ 1 疫病下のフーコー――死に照らされた深い革命……………小泉義之 2 配慮と不安を遠ざけるもの――『安全・領土・人口』におけるセキュリティについて……………西迫大祐 3 フーコーの「考古学」と科学史記述――「断絶説」をめぐって……………隠岐さや香 4 言説、科学、イデオロギー――「セクシュアリテの考古学」から「セクシュアリテの系譜学」へ……………坂本尚志 Ⅱ 啓蒙/批判/主体 1 フーコーと啓蒙――自己へのオデュッセイアの途上で……………佐藤淳二 2 フーコーとカントの人間学――「私たちの知の根拠へと向かわせる秘密の道」をめぐって……………田中祐理子 3 死者の疎外論 ……………松本潤一郎 4 主体とは何か……………藤田公二郎 Ⅲ 言語/文学/芸術 1 フーコー「文学論」の射程――一九七〇年のサド/フローベール講演をめぐって……………森本淳生 2 フーコーはいかにしてレーモン・ルーセルを読んだか ……………柴田秀樹 3 「文学」の失効を語るフーコーを巡って――統治性の変遷から見た文学の行方……………上田和彦 4 フーコーと現代性の美学――「そうであるのとは違うように想像すること」をめぐって……………武田宙也 Ⅳ 狂気/人間/精神分析 1 「精神分析の考古学」の行方 ……………立木康介 2 《Salvate animam meam》――フーコーの治癒の哲学……………上尾真道 3 狂気、主体、真理――フーコーとラカンにおけるデカルト的コギトをめぐって……………柵瀬宏平 4 『狂気の歴史』と孤島――あるいは、フーコーによって書かれるはずもない「自閉症の歴史」について…………… 久保田泰考 5 二重化するフーコー――一九六一年の人間学批判とヘーゲル、ハイデガー、カント……………王寺賢太 Ⅴ 運動/権力/(新)自由主義 1 フランスの中絶解放運動とフーコー――GISの活動から……………相澤伸依 2 生権力/生政治とは何か――レイシズム、自由主義、新自由主義……………佐藤嘉幸 3 「主婦化」するホモ・エコノミクス――新自由主義的主体の変容と未来……………中井亜佐子 4 権力の新たなエコノミー――眩しくて見えない/単眼で見る……………北垣 徹 Ⅵ 真理体制/統治性/資本 1 真理体制概念からアナーキーな権力分析へ――フーコー新自由主義論をめぐる論争を超えて……………箱田 徹 2 生権力と福祉国家――ミシェル・フーコーの七〇年代……………前川真行 3 統治性論はなぜ棄てられたのか……………廣瀬 純 4 人間の群れ――資本という近代と反復する本源的野蛮目……………長原 豊 Ⅶ パレーシア/神/倫理 1 生き様のパレーシア ……………千葉雅也 2 砂の上の〈監視〉と〈舵取り〉・ノート ……………丹生谷貴志 3 パレーシアと民主制 ……………堀尾耕一 4 せめて風狂であるために――パレーシア論について……………布施 哲 5 ソフィストはいかにしてパレーシアストになったか ……………市田良彦 あとがき……………立木康介

本文紹介

現在の人文科学からフーコーを多角的に解明した、長期共同研究の成果を一挙収録。最前線にして到達点。

抜粋:死後35年余、ますます重要性を増すミシェル・フーコー。実証的研究と哲学的考察が交差するその巨大な思想圏を、現在の人文科学の観点から多角的に解明する。京都大学人文科学研究所が主催、3年に渡る共同研究の成果を一挙収録。今後の人文科学において長く参照されうる強度をもった、フーコー研究の最前線にして到達点。