書籍詳細

書籍のレビュー・概要

森林破壊、温暖化、野生動物食、ペット取引、食糧開発…。人間が引き起こしてきたさまざまな環境問題が、新型コロナをはじめ、近年加速している動物由来感染症のパンデミックの背景にある。その関連性を、著者自身のルポや最新の研究報告、識者の発言を交えて解き明かし、過去の教訓を踏まえて正しい未来を作り直す術を提言する。 ■参考文献 » PDFファイル(107KB)

次なるパンデミックを回避せよ

Takumi ブックス

次なるパンデミックを回避せよ

環境破壊と新興感染症

著者・関係者
井田 徹治 著
カテゴリ
自然科学書
刊行日
2021/02/25
体裁
B6・並製 ・カバー ・142頁
ISBN
9784000297011
在庫状況
在庫あり

価格:1,430 円

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著者略歴

  • 井田徹治(いだ てつじ) 1959年12月、東京生まれ。1983年、東京大学文学部卒業、共同通信社に入社。本社科学部記者、ワシントン支局特派員(科学担当)を経て、現在は編集委員。環境と開発の問題がライフワークで、多くの国際会議や現場を取材。 著書に『ウナギ 地球環境を語る魚』、『生物多様性とは何か』、『グリーン経済最前線』(共著)、『霊長類 消えゆく森の番人』(以上、岩波新書)、『追いつめられる海』(岩波科学ライブラリー)など。

目次

  1. はじめに 序 章 動物由来感染症の時代 パンドラの箱/動物から人間へ/エボラの出現/再興感染症/グローバル化/根本原因はどこに?/七つの要因 第1章 進む森林破壊 アブラヤシの海/起源は森に/減り続ける熱帯林/増えたネズミ/マラリア増加の背景/土地の改変 ◆コラム できるか持続可能なパームオイル 第2章 地球温暖化がもたらす感染症 水たまりの出現/暑くなる地球/最も危険な動物/三〇年前の警告/エルニーニョがモデル/変わる動物の分布/一〇億人にリスク/細菌や寄生虫も/日本にも忍び寄る蚊の恐怖/日本脳炎/復興投資 ◆コラム マラリア再興の懸念 第3章 広がる野生動物食 「森の肉」が急増/森林破壊とともに/ブッシュミートクライシス/チンパンジーの肉/長い連鎖/低い意識/困難な対策 ◆コラム 日本にもリスクはある 第4章 ペット取引のリスク 押収オウムの群れ/エキゾティックペット/ペットが広める感染症/日本ではオウム病/爬虫類も原因に/消費大国日本/違法取引の巧妙な手口/ラスカルブームの果てに/コロナと野生動物取引 ◆コラム 輸入できないはずなのに 第5章 肉食とパンデミック 大湿地に家畜の群れ/ニパウイルスの大流行/増える家畜/多い家畜のウイルス/人肉市場/既にあった警告/共通の環境、一つの健康 ◆コラム 人間も危険にさらす 第6章 生物多様性の視点 大絶滅の時代に/目標達成できず/生物多様性とウイルス/ウイルスの役割/目立つコロナの悪影響 ◆コラム 四種に一種が絶滅の危険に 終 章 根本からの変革を 主犯は人間/復興投資の利用/お金の流れを変える/野生生物とのソーシャルディスタンス/自然が助けてくれる あとがき

本文紹介

人間が引き起こしてきた環境問題とパンデミックとの関連を解き明かし、正しい未来を作り直す術を提言。

抜粋:森林破壊、温暖化、野生動物食、ペット取引、食糧開発…。人間が引き起こしてきたさまざまな環境問題が、新型コロナをはじめ、近年加速している動物由来感染症のパンデミックの背景にある。その関連性を、著者自身のルポや最新の研究報告、識者の発言を交えて解き明かし、過去の教訓を踏まえて正しい未来を作り直す術を提言する。 ■参考文献 » PDFファイル(107KB)