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書籍のレビュー・概要

革命の混乱から秩序回復へと至る過程において、解読し得ない「暗号」のように影響を与え続けたスピノザの思想。その光と影のもとに十九世紀フランス哲学を読み解き、魅力的な相貌を描き出す。かつてない哲学史の試み。

スピノザと十九世紀フランス

Takumi ブックス

スピノザと十九世紀フランス

著者・関係者
上野 修 編・杉山 直樹 編・村松 正隆 編
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2021/02/25
体裁
A5・上製 ・カバー ・354頁
ISBN
9784000010887
在庫状況
在庫あり

価格:6,490 円

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著者略歴

  • 〈編者紹介〉 上野 修(うえの おさむ):[序][概観訳][第4章][跋][書誌一覧][年表] 1951年生。大阪大学名誉教授。西洋近世哲学、現代フランス哲学。『デカルト、ホッブズ、スピノザ──哲学する十七世紀』(講談社)、『スピノザ『神学政治論』を読む』(筑摩書房)他。 杉山直樹(すぎやま なおき):[序][第3章][書誌一覧][年表] 1964年生。学習院大学教授。近現代フランス哲学。『ベルクソン──聴診する経験論』(創文社)、『西洋哲学史Ⅳ』(共著、講談社)他。 村松正隆(むらまつ まさたか):[序][第2章][書誌一覧][年表] 1972年生。近現代フランス哲学、北海道大学准教授。近現代フランス哲学。『〈現われ〉とその秩序──メーヌ・ド・ビラン研究』(東信堂)、Les avatars de la « tension » dans le spiritualisme français, in Considérations inactuelles──Bergson et la philosophie française du XIXe siècle (OLMS)他。

目次

  1. 序…………… 上野 修/杉山直樹/村松正隆 概観 十九世紀フランスにおけるスピノザ主義をめぐって――汎神論、スピリチュアリスム、実証主義…………… ピエール=フランソワ・モロー(上野修 訳) 第一部 十九世紀前半 第1章 「ドイツ哲学史」導入におけるスピノザ像と汎神論の広がり…………… 伊東道生 第2章 「汎神論論争」の中のスピノザ…………… 村松正隆 第3章 テーヌのスピノザ主義…………… 杉山直樹 第4章 フランス社会主義におけるスピノザの不在…………… 上野 修 第二部 十九世紀後半から二十世紀へ 第5章 忘れられたスピノザ主義者、ジュール・プラト(一八二三-一八九五)…………… ベルナール・ポートラ(米虫正巳 訳) 第6章 フローベールとスピノザ――『ブヴァールとペキュシェ』をめぐって…………… 山崎 敦 第7章 ルキエにおけるスピノザの影――ルヌヴィエを媒介に…………… 村瀬 鋼 第8章 十九世紀末フランス哲学周辺のささやかなスピノザの影 …………… 米虫正巳 第9章 第二次スピノザ・ルネッサンスの胎動――ジュール・ラニョーの哲学における必然性と無私性…………… 中村大介 第10章 ヴィクトル・デルボスによるスピノザ解釈の特異性――一八九〇年代の文脈の比較において…………… 近藤和敬 第11章 社会問題を軸にみるシモーヌ・ヴェイユにおけるスピノザ…………… 佐藤紀子 跋…………… 上野 修 書誌一覧 十九世紀フランスにおけるスピノザ関連年表(一八〇〇―一九〇五) 人名索引

本文紹介

スピノザの光と影のもとに十九世紀フランス哲学を読み解き、魅力的な相貌を描き出す。

抜粋:革命の混乱から秩序回復へと至る過程において、解読し得ない「暗号」のように影響を与え続けたスピノザの思想。その光と影のもとに十九世紀フランス哲学を読み解き、魅力的な相貌を描き出す。かつてない哲学史の試み。