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書籍のレビュー・概要

国家と制度の「境界」面に着目しながら、中東、北アフリカにおける国内や国家間の様々な紛争や危機、またシリア難民危機や宗教意識の対立、UNHCRをめぐる湾岸諸国の政治力学など、国家の枠組みを越えて生じる多様な問題を追う。人間を取り巻く過去から現在に至る錯綜した関係性は、いかなる危機をもたらしたのか。

「境界」に現れる危機

Takumi ブックス

「境界」に現れる危機

著者・関係者
松永 泰行 編
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2021/02/17
体裁
四六・上製 ・カバー ・226頁
ISBN
9784000270557
在庫状況
在庫あり

価格:2,860 円

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著者略歴

  • 【編集】 松永泰行(まつなが・やすゆき) 1963年生。東京外国語大学教授。比較政治学、国際関係論。著作に「上からの宗派主義化への抵抗――シーア派宗教国家下におけるクルド系国民とサラフィー主義」、酒井啓子編『現代中東の宗派問題――政治対立の「宗派化」と「新冷戦」』晃洋書房、"Islamic Dissent in Iran’s Full-fledged Islamic Revolutionary State," in Khoo Boo Teik,Vedi R.Hadiz,and Yoshihiro Nakanishi eds., Between Dissent and Power: The Transformation of Islamic Politics in the Middle East and Asia,Palgrave-Macmillan 等。 【執筆者紹介】 井上あえか(いのうえ・あえか) 1963年生。就実大学教授。南アジア地域研究。 鈴木恵美(すずき・えみ) 1971年生。福岡女子大学准教授。近現代エジプト政治史。 エメル・アクチャル(Emel Akçalı) 1977年生。スウォンジー大学上級講師。社会運動論、比較政治学。 松永泰行(まつなが・やすゆき) 上記参照。 岩坂将充(いわさか・まさみち) 1978年生。北海学園大学准教授。比較政治学、現代トルコ政治研究。 錦田愛子(にしきだ・あいこ) 1977年生。慶應義塾大学准教授。中東地域研究。 中山裕美(なかやま・ゆみ) 1983年生。東京外国語大学准教授。国際関係論。 稲永祐介(いねなが・ゆうすけ) 1975年生。東京外国語大学特定研究員。政治社会学。 イアン・カルシガリラ(Ian Karusigarira) 1983年生。東京外国語大学大学院博士課程修了。政治社会学。

目次

  1. 刊行にあたって 序 章 「境界」に現れるグローバルな危機の関係学……………松永泰行 I 思いがけない錯綜がもたらす危機 第1章 グローバルな危機とパキスタンの苦難――現代史の地下水流……………井上あえか 第2章 エジプトのリビア介入の諸要因――グローバルな危機の拡大とその影響……………鈴木恵美 第3章 革命は神話か?――チュニジアの新自由主義危機に対する反応……………エメル・アクチャル/稲永祐介・松永泰行 訳 第4章「イラン危機」は誰にとってのどのような危機か――通時的関係性の錯綜と境界……………松永泰行 II 危機の背景と通時的関係性 第5章 対クルド政策――トルコ国家とクルド問題の変容……………岩坂将充 第6章 シリア難民をめぐる危機のグローバルな波及――交錯する時間軸と関係性……………錦田愛子 第7章 UNHCRをめぐる関係性の変容と人道規範の危機――湾岸アラブドナーの台頭をどう見るか……………中山裕美 第8章 国家の土台で錯綜する宗教と政治――フランスのライシテと暴力……………稲永祐介 第9章 歴史と脅威を通じ政治的絶対主義へ直面する――ウガンダにおける音楽、LGBTI+と政治運動……………イアン・カルシガリラ/稲永祐介・松永泰行 訳

本文紹介

国家と制度の「境界」面に着目し、国内や国家間の紛争や危機、また国家の枠組みを越えて生じる問題を追う。

抜粋:国家と制度の「境界」面に着目しながら、中東、北アフリカにおける国内や国家間の様々な紛争や危機、またシリア難民危機や宗教意識の対立、UNHCRをめぐる湾岸諸国の政治力学など、国家の枠組みを越えて生じる多様な問題を追う。人間を取り巻く過去から現在に至る錯綜した関係性は、いかなる危機をもたらしたのか。