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書籍詳細

書籍のレビュー・概要

歴史的に、国家は科学の領域に積極的に介入してきた。人工知能やドローンなどの最先端技術が軍事利用の対象となり得る今、長期的な視点で科学や技術の進展を俯瞰することが必要ではないか。この重要課題に宗教・自然科学・科学史などの研究者14名が答える。パンデミックの危機にさらされる時代を生きるために必読の書

良心から科学を考える

Takumi ブックス

良心から科学を考える

パンデミック時代への視座

著者・関係者
同志社大学良心学研究センター 編
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2021/02/17
体裁
四六・並製 ・カバー ・182頁
ISBN
9784000255813
在庫状況
在庫あり

価格:1,760 円

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著者略歴

  • 【執筆者一覧】 小原克博(こはら・かつひろ) 同志社大学神学部教授、良心学研究センター長。専門:キリスト教思想・宗教倫理・一神教研究.主著:『一神教とは何か─キリスト教、ユダヤ教、イスラームを知るために』平凡社新書、2018年。 村上陽一郎(むらかみ・よういちろう) 東京大学・国際基督教大学名誉教授。専門:科学史・科学哲学・STS。主著:『科学者とは何か』新潮社、1994年、『新版 近代科学と聖俗革命』新曜社、2002年、『文化としての科学/技術』岩波現代文庫、2021年。 黒木登志夫(くろき・としお) 東京大学名誉教授(医科学研究所)。専門:がんの細胞生物学。主著:『研究不正─科学者の捏造、改竄、盗用』中公新書、2016年、『新型コロナの科学─パンデミック、そして共生の未来へ』中公新書、2020年。 明和政子(みょうわ・まさこ) 京都大学大学院教育学研究科教授。専門:発達科学・比較認知科学。主著:『ヒトの発達の謎を解く─胎児期から人類の未来まで』ちくま新書、2019年。 元山 純(もとやま・じゅん) 同志社大学大学院脳科学研究科教授。専門:発生学。主著:“Hedgehog-Gli Signalingin Human Disease”(共著), Springer, 2006。 武藤 崇(むとう・たかし) 同志社大学心理学部教授。専門:臨床心理学。主著:『55歳からのアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)──超高齢化社会のための認知行動療法の新展開』(編著)、ratik、2017年。 林田 明(はやしだ・あきら) 同志社大学理工学部教授。専門:地球科学。主著:『東アジアのレス─古土壌と旧石器編年』(共著)、雄山閣、2008年。 牛山 泉(うしやま・いずみ) 足利大学理事長、大学院特任教授。専門:エネルギー変換工学、主に風力など再生可能エネルギー。主著:『エネルギー工学』(共著)、オーム社、2010年、『風車工学入門 第2版──基礎理論から運用のノウハウまで』森北出版、2013年。 和田喜彦(わだ・よしひこ) 同志社大学経済学部教授。専門:エコロジー経済学。主著:“For Our CommonHome: Process-Relational Responses to Laudato Si’”(共著), Process Century Press, 2015、『放射線と核の現代史─開発・被ばく・抵抗』(共著)、昭和堂、2021 年。 廣安知之(ひろやす・ともゆき) 同志社大学生命医科学部教授。専門:システム工学。主著:『人工知能学大事典』(共著、人工知能学会編)、共立出版、2017年。 貫名信行(ぬきな・のぶゆき) 同志社大学大学院脳科学研究科教授。専門:病態脳科学。主著:『脳神経疾患の分子病態と治療への展開』(共編著)、羊土社、2007 年。 中辻憲夫(なかつじ・のりお) 京都大学名誉教授、財団法人中辻創智社代表理事。専門:幹細胞生物学、発生生物学。主著:『ヒトES細胞 なぜ万能か』岩波書店、2002 年、『幹細胞と再生医療』丸善出版、2015年。 櫻井芳雄(さくらい・よしお) 同志社大学大学院脳科学研究科教授。専門:システム脳科学。主著:『脳と機械をつないでみたら――BMI から見えてきた』岩波書店、2013年。 池内 了(いけうち・さとる) 名古屋大学・総合研究大学院大学名誉教授、専門:宇宙論・科学技術社会論。主著:『科学者と軍事研究』岩波新書、2017年、『科学者は、なぜ軍事研究に手を染めてはいけないか』みすず書房、2019年。

目次

  1. Ⅰ 科学者はなぜ誤りをおこすのか 第1章 科学と良心の接点……………小原克博 第2章 歴史にみる科学者の良心……………村上陽一郎 第3章 研究倫理教育に何が必要か……………黒木登志夫 Ⅱ 進化・利他性・共感と良心 第4章 ヒトの良心の発達とその生物学的基盤……………明和政子 第5章 生物の利他的行動の実体と課題……………元山 純 第6章 科学的な心理学から「共感」を考える──サイバーいじめは予防できるか……………武藤 崇 Ⅲ 変わりつつある自然・人工物と人間 第7章 地球観を育む科学……………林田 明 第8章 エネルギー問題の倫理……………牛山 泉 第9章 環境破壊・原発問題と未来へのまなざし……………和田喜彦 第10章 AIにまつわる問題……………廣安知之 Ⅳ 現代科学における良心 第11章 優生思想から脳とゲノムの多様性へ……………貫名信行 第12章 再生医療の課題から科学政策と社会を考える……………中辻憲夫 第13章 脳と機械をつないだときに──脳エンハンスメントの未来……………櫻井芳雄 第14章 科学と戦争──問われる科学者の良心……………池内 了 おわりに

本文紹介

今こそ科学や技術の進展の俯瞰が必要では? 重要課題に宗教・自然科学・科学史などの研究者14名が答える。

抜粋:歴史的に、国家は科学の領域に積極的に介入してきた。人工知能やドローンなどの最先端技術が軍事利用の対象となり得る今、長期的な視点で科学や技術の進展を俯瞰することが必要ではないか。この重要課題に宗教・自然科学・科学史などの研究者14名が答える。パンデミックの危機にさらされる時代を生きるために必読の書