書籍詳細

書籍のレビュー・概要

かつて「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と称された国は、「失われた30年」を経た今も漂流を続けている。私たちが目指すべきは「経済大国」の再来なのか、それとも新たな社会のかたちなのか。地球規模の視点から、独自のAIシミュレーションも踏まえ、日本の未来像を持続可能世界のビジョンとともに描き出す。

日本の未来像

Takumi ブックス

日本の未来像

地球定常文明のデザイン

著者・関係者
広井 良典 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2026/03/19
体裁
新書・270頁
ISBN
9784004321026
在庫状況
在庫あり

価格:1,100 円

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著者略歴

  • 広井良典(ひろい・よしのり) 1961年岡山市生まれ.東京大学教養学部卒業(科学史・科学哲学専攻),同大学院修士課程修了.厚生省勤務を経て1996年千葉大学助教授,2003年同教授.2016年より京都大学教授,2025年同名誉教授.この間(2001−02 年)マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員 専攻−公共政策,科学哲学 著書−『日本の社会保障』(エコノミスト賞受賞)『定常型社会』『ポスト資本主義』(以上,岩波新書),『生命の政治学』(岩波現代文庫),『コミュニティを問いなおす』(大佛次郎論壇賞受賞)『ケアを問いなおす』『死生観を問いなおす』『創造的福祉社会』(以上,ちくま新書),『ケア学』(医学書院),『人口減少社会のデザイン』『無と意識の人類史』『科学と資本主義の未来』(以上,東洋経済新報社)など多数

目次

  1. はじめに――日本の“自画像”を描きなおす 序 章 日本は「持続可能な社会」か 1 「ジャパン・シンドローム」と人口トレンド 2 「“次世代搾取”の連鎖」という構造 3 成熟経済への移行と「国家」の意味 第Ⅰ部 日 本 第1章 アニミズム文化という可能性 1 日本人論をとらえなおす 2 なぜアニミズムが日本において保存されたか 第2章 古い「成功モデル」から脱却する 第Ⅱ部 地球社会 第3章 地球定常文明という視座 1 人類史における拡大・成長と定常化 2 地球倫理の意味 第4章 地球社会のAIシミュレーション 1 「政策提言AI」という試み 2 「グリーン成長」か「地域分散」か 第Ⅲ部 展 望 第5章 ポスト・グローバリズムと生命経済 1 グローバル化の先の二つの道 2 ヘゲモニーから多元化世界へ 3 「デジタルの先」の未来とローカリゼーション 第6章 自然資本と「鎮守の森」 1 自然資本を考える視点 2 「鎮守の森」の現代的意味 【付論】 鎮守の森の「ルーツ」の一つとしての壱岐――自然信仰から神社へ 第7章 持続可能な福祉社会 1 格差と幸福/ウェルビーイング 2 「人生前半の社会保障」――若者・将来世代への支援拡充を 終 章 アニミズムと死生観・公共性 参考文献 あとがき

本文紹介

「失われた30年」を経た今も漂流を続ける日本。「経済大国」の再来ではなく、いま目指すべき新たな持続可能なビジョンとは。

抜粋:かつて「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と称された国は、「失われた30年」を経た今も漂流を続けている。私たちが目指すべきは「経済大国」の再来なのか、それとも新たな社会のかたちなのか。地球規模の視点から、独自のAIシミュレーションも踏まえ、日本の未来像を持続可能世界のビジョンとともに描き出す。