書籍詳細

書籍のレビュー・概要

貨幣とは何か。古来より問われ続けてきたこのアポリアの突破口を見いだし新たな視座を得る鍵は、より幅広い視野から客観化、批判的に検討することにあるのではないか。文化人類学、社会思想史、経済史、経済学。分野を超えた学際的対話を通じて、現代社会における貨幣のあり方をあらためて問い直し、その変容と本質に迫る。

貨幣再考

Takumi ブックス

貨幣再考

移りゆく貨幣の行方を考えるために

著者・関係者
鎮目 雅人 編
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2026/03/26
体裁
A5・上製・300頁
ISBN
9784000617536
在庫状況
未刊・予約受付中

価格:6,820 円

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著者略歴

  • 〈編者〉 鎮目雅人(しずめ まさと) 早稲田大学政治経済学術院教授.1963年生まれ.慶應義塾大学経済学部卒業.博士(経済学).専門は日本経済史,金融史,貨幣史.編書に『信用貨幣の生成と展開――近世〜現代の歴史実証』(2020年,慶應義塾大学出版会) 〈執筆者〉 深田淳太郎(ふかだ じゅんたろう) 三重大学人文学部教授.1977年生まれ.一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位修得退学.博士(社会学).専門は文化人類学.著書に『会計学と人類学のトランスフォーマティブ研究』(共著,清水弘文堂書房,2021年). 中山智香子(なかやま ちかこ) 東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授.1964年生まれ.早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学,ウィーン大学大学院経済学研究科博士課程修了.博士(社会・経済学).専門は経済思想史,社会思想史.著書に『経済戦争の理論――大戦間期ウィーンとゲーム理論』(勁草書房,2010年). 高槻泰郎(たかつき やすお) 神戸大学経済経営研究所准教授.1979年生まれ.東京大学大学院経済学研究科博士課程修了.博士(経済学).専門は日本経済史.著書に『近世米市場の形成と展開――幕府司法と堂島米会所の発展』(名古屋大学出版会,2012年). 小林延人(こばやし のぶる) 東京都立大学経済経営学部准教授.1983年生まれ.東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了.博士(文学).専門は日本経済史.著書に『明治維新期の貨幣経済』(東京大学出版会,2015年). 柴本昌彦(しばもと まさひこ) 神戸大学計算社会科学研究センター教授.1980年生まれ.大阪大学大学院経済学研究科博士課程修了.博士(経済学).専門は国際金融政策.著書に『黒田日銀 超緩和の経済分析』(共著,日本経済新聞出版社,2018年). 清水 崇(しみず たかし) 神戸大学大学院経済学研究科教授.1970年生まれ.東京大学大学院経済学研究科博士課程修了.博士(経済学).専門は組織の経済学,サーチ理論.著書に『サーチ理論――分権的取引の経済学』(共著,東京大学出版会,2007年).

目次

  1. 序 章 貨幣再考の視点……………鎮目雅人 第Ⅰ部 パプアニューギニアの海岸から 第1章 貝殻貨幣タブの価値の存立メカニズムについて……………深田淳太郎 第2章 貨幣の国家理論における権力と実践の乖離……………中山智香子 ――ドイツ領ニューギニアの事例を媒介に 第Ⅱ部 日本の貨幣制度改革の現場から 第3章 近世日本貨幣史の転換点……………高槻泰郎 ――明和五匁銀と南鐐二朱銀の発行 第4章 計算単位の変更と資産評価……………小林延人 ――ドル円切替えと銀目廃止 第Ⅲ部 大学研究室の窓から 第5章 現代の貨幣供給について……………柴本昌彦 ――日本のケース 第6章 現代的貨幣モデルの潮流……………清水 崇 ――含意と課題 第7章 貨幣思想の系譜と今後の研究の展望……………鎮目雅人 終 章 移りゆく貨幣の行方を考えるために……………鎮目雅人 参考文献

本文紹介

文化・歴史・経済の視点が交差するとき、貨幣はどう見えるのか。分野を超えた学際的対話を通じて、その変容と本質に迫る。

抜粋:貨幣とは何か。古来より問われ続けてきたこのアポリアの突破口を見いだし新たな視座を得る鍵は、より幅広い視野から客観化、批判的に検討することにあるのではないか。文化人類学、社会思想史、経済史、経済学。分野を超えた学際的対話を通じて、現代社会における貨幣のあり方をあらためて問い直し、その変容と本質に迫る。