書籍詳細

書籍のレビュー・概要

一度しか経験できない「老い」や「死」について、私たちは先人が残したことばから、その思いや経験を学ぶことができる。古典は、さまざまな知恵をもたらし、前に進むための励ましを与えてくれる。古代から近世まで、日本の古典文学を幅広い視野から読み解くことで、「老い」や「死」との向き合い方が、多彩に浮かび上がる。

老いと死のことば 日本の古典を読む

Takumi ブックス

老いと死のことば 日本の古典を読む

著者・関係者
鈴木 健一 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2026/02/20
体裁
新書・260頁
ISBN
9784004321019
在庫状況
在庫あり

価格:1,100 円

カートを見る

著者略歴

  • 鈴木健一(すずき・けんいち) 1960年東京生まれ. 東京大学文学部卒業.同大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学.博士(文学).現在,学習院大学文学部教授. 主要著書に『江戸詩歌史の構想』(岩波書店,2004年),『古典詩歌入門』(岩波テキストブックス,2007年),『古典注釈入門――歴史と技法』(岩波現代全書,2014年),『不忍池ものがたり――江戸から東京へ』(岩波書店,2018年),『佐佐木信綱――本文の構築』(近代「国文学」の肖像3,岩波書店,2021年),『近世文学史論――古典知の継承と展開』(岩波書店,2023年),『日本近世文学史』(三弥井書店,2023年),『日本人にとって教養とはなにか――〈和〉〈漢〉〈洋〉の文化史』(勉誠社,2024年)ほか多数.

目次

  1. はじめに Ⅰ 老いていくこと ぬけ初むる歯――わびしさが身にしみて かしらの雪――悲しみと気品と はこ――誰もが困る、恥ずかしいもの 骸骨を乞ふ――これで引退いたします 御髪下ろす――お終いまでのひと段階 Ⅱ 長生きを寿ぐ 命なりけり――生き延びての実感 老いらく――悲しむばかりではありません 老の坂――上ってくだる道すがら 不死の薬――手にしてみれば役に立たない 鳩の杖――むせないことにあやかって Ⅲ 人との別れ 麦の穂をつかむ――心細いけど旅立ちます さりがたし――どうしてもこれだけは離せない ありのすさび――いなくなってわかる大切さ おくれ先だつ――いつまでも一緒にいられたら さらぬ別れ――昨日今日とは思わなかった Ⅳ 死の瞬間 うす――ご臨終です かばね――戦死と結びつくことば あなや――鬼に一口で食べられる おらぶ――どうにもならないことを歎く よもつへぐひ――もう元には戻れない Ⅴ 死後を思う 三途の川――六文銭を握りしめて 草の原――あなたは訪ねて下さるでしょうか? 奥つ城――死んでからはここに居よう 玉祭り――亡くなった人にまた会える はちすのうてな――極楽往生がかなうなら 図版出典一覧 あとがき

本文紹介

古代から近世まで、日本の古典文学を幅広い視野から読み解くことで、「老い」や「死」との向き合い方が、多彩に浮かび上がる。

抜粋:一度しか経験できない「老い」や「死」について、私たちは先人が残したことばから、その思いや経験を学ぶことができる。古典は、さまざまな知恵をもたらし、前に進むための励ましを与えてくれる。古代から近世まで、日本の古典文学を幅広い視野から読み解くことで、「老い」や「死」との向き合い方が、多彩に浮かび上がる。