書籍詳細

書籍のレビュー・概要

差別やマイノリティを研究するとはいかなることか。本巻では近年のすぐれたフィールドワークを中心とした被差別主体のリアリティと社会構造を描いた論考を収め、その手法と描かれた実態を丁寧に示すことをねらいとする。

差別・マイノリティ

Takumi ブックス

差別・マイノリティ

著者・関係者
北田 暁大 編集委員・岸 政彦 編集委員・筒井 淳也 編集委員・丸山 里美 編集委員・山根 純佳 編集委員・金菱 清 編集協力・齋藤 直子 編集協力
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2026/02/26
体裁
A5・上製・290頁
ISBN
9784000114479
在庫状況
在庫あり

価格:3,960 円

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著者略歴

  • 【編者】 岸 政彦(きし まさひこ) 1967年生.京都大学大学院文学研究科教授.生活史,沖縄社会論,社会調査方法論.『同化と他者化――戦後沖縄の本土就職者たち』(ナカニシヤ出版),『マンゴーと手榴弾――生活史の理論』(勁草書房)など. 金菱 清(かねびし きよし) 1975年生.関西学院大学社会学部教授.災害社会学,環境社会学.『災害社会学』(NHK出版),『生ける死者の震災霊性論――災害の不条理のただなかで』(新曜社)など. 齋藤直子(さいとう なおこ) 大阪教育大学特任准教授.部落問題研究,家族社会学.『結婚差別の社会学』(勁草書房),『恋愛社会学――多様化する親密な関係に接近する』(共著,ナカニシヤ出版)など. 【執筆者】(掲載順) 田口ローレンス吉孝(たぐち ろーれんす よしたか) 1987年生.沖縄大学地域研究所特別研究員.国際社会学,インターセクショナリティ研究.『「混血」と「日本人」――ハーフ・ダブル・ミックスの社会史』(青土社),『「ハーフ」ってなんだろう?――あなたと考えたいイメージと現実』(平凡社)など. 朴 沙羅(ぱく さら) 1984年生.京都大学大学院人間・環境学研究科准教授.ナショナリズム研究,社会調査方法論.『外国人をつくりだす――戦後日本における「密航」と入国管理制度の運用』(ナカニシヤ出版),『記憶を語る,歴史を書く――オーラルヒストリーと社会調査』(有斐閣)など. 五十嵐 彰(いがらし あきら) 1988年生.大阪大学人間科学研究科准教授.移民・差別研究.『日本人は右傾化したのか――データ分析で実像を読み解く』(共著,勁草書房),『可視化される差別――統計分析が解明する移民・エスニックマイノリティに対する差別と排外主義』(新泉社)など. 永吉希久子(ながよし きくこ) 1982年生.東京大学社会科学研究所教授.比較現代社会,社会調査研究,民族関係研究.『日本の移民統合――全国調査から見る現況と障壁』(編著,明石書店),『移民と日本社会――データで読み解く実態と将来像』(中公新書)など. 石原 俊(いしはら しゅん) 1974年生.明治学院大学社会学部教授.歴史社会学,島嶼社会史.『近代日本と小笠原諸島――移動民の島々と帝国』(平凡社),『硫黄島――国策に翻弄された130年』(中公新書)など. 直野章子(なおの あきこ) 1972年生.京都大学人文科学研究所教授.歴史社会学.『被ばくと補償――広島,長崎,そして福島』(平凡社新書),『原爆体験と戦後日本――記憶の形成と継承』(岩波書店)など. 丸山里美(まるやま さとみ) 1976年生.京都大学大学院文学研究科教授.社会福祉学,ジェンダー研究.『女性ホームレスとして生きる――貧困と排除の社会学〔増補新装版〕』(世界思想社),『質的社会調査の方法――他者の合理性の理解社会学』(共著,有斐閣)など. 森山至貴(もりやま のりたか) 1982年生.早稲田大学文学学術院教授.社会学,クィア・スタディーズ.『「ゲイコミュニティ」の社会学』(勁草書房),『「ふつうのLGBT」像に抗して――「なじめなさ」「なじんだつもり」から考える』(青土社)など. 打越正行(うちこし まさゆき) 1979年生.和光大学現代人間学部専任講師,特定非営利活動法人社会理論・動態研究所研究員.2024年12月逝去.『ヤンキーと地元』,『沖縄社会論――周縁と暴力』(ともに筑摩書房)など.

目次

  1. 刊行にあたって Ⅰ 言説・制度・歴史 日本社会の「混血」「ハーフ」の人々をめぐる言説と社会構造の交差的編成 ――人種編成論とインターセクショナリティの批判的統合……………田口ローレンス吉孝 「お前は誰だ!」――占領期における「朝鮮人」と「不法入国」の定義をめぐって……………朴 沙羅 外国人に対する雇用差別――サーベイ実験による検証……………五十嵐 彰 移住労働者と「制度化された格差」……………永吉希久子 軍事と自治――「戦後八〇年」における島嶼疎開政策の再来……………石原 俊 Ⅱ 実践・主体・アイデンティティ被差別部落出身者への結婚差別……………齋藤直子 被爆者アイデンティティの形成と変容――生物医学的カテゴリーから運動主体へ……………直野章子 野宿者の抵抗と主体性――女性野宿者の日常的実践から……………丸山里美 ないことにされる、でもあってほしくない――「ゲイの男性性」をめぐって……………森山至貴 暴力の理解社会学――沖縄の建設現場での参与観察をもとに……………打越正行 OVERVIEW 他者の理由……………岸 政彦

本文紹介

差別やマイノリティを研究するとはいかなることか。本巻では近年のすぐれたフィールドワークを中心とした被差別主体のリアリティと社会構造を描いた論考を収め、その手法と描かれた実態を丁寧に示すことをねらいとする。

抜粋:差別やマイノリティを研究するとはいかなることか。本巻では近年のすぐれたフィールドワークを中心とした被差別主体のリアリティと社会構造を描いた論考を収め、その手法と描かれた実態を丁寧に示すことをねらいとする。