書籍詳細

書籍のレビュー・概要

あろうことか極右の陰謀論者と間違われた著者。左派フェミニスト論客が変節したこの「わがドッペルゲンガー(分身)」を巡って、“敵“の「トンデモワールド」にあえて分け入って見えたものは?社会の分断、世界の不安定化の奥底にあり、私たち全員がはまりこんでいる危険な力学を鋭く抉り出すまでのスリリングな探究と思索の旅。 ▼本書のEndnotes.はこちら Endnotes. The following are slightly expanded endnotes with links added where possible. However, in some instances and for various reasons, posts have been taken down or made private. In some such cases, links could not be provided. Where possible, we have provided links to the same content on a different platform. https://naomiklein.org/doppelganger-endnotes/

ドッペルゲンガー

Takumi ブックス

ドッペルゲンガー

鏡の世界への旅

著者・関係者
ナオミ・クライン 著・幾島 幸子 訳
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2025/12/04
体裁
四六・上製・510頁
ISBN
9784000617345
在庫状況
在庫あり

価格:4,180 円

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著者略歴

  • ナオミ・クライン Naomi Klein ジャーナリスト,ドキュメンタリー映像作家,そして『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラー作家であり,これまで数々の賞を受賞している.『ブランドなんか,いらない』『ショック・ドクトリン』『これがすべてを変える』『NOでは足りない』『地球が燃えている』などの代表作は,35カ国語以上の言語に翻訳されている.ブリッティッシュ・コロンビア大学地理学部准教授,同大学気候正義センターの創設者であり共同所長,ラトガース大学メディア・気候名誉教授.数多くの名誉学位および博士号を贈呈され,2016年にはシドニー平和賞を授与された.2020年にはエミー賞にもノミネートされた.『ブランドなんか,いらない』は『ガーディアン』紙の歴代最高のノンフィクション本ベスト100リスト,および『タイム』誌の1923年以降のノンフィクション本ベスト100リストに選ばれた. 各地で講演会やレクチャーを行っており,『ガーディアン』にシンジケートコラムを執筆するほか,世界中の主要なメディアに寄稿している.『ドッペルゲンガー』は9作目の著書. 幾島幸子(いくしま・さちこ) 翻訳家.訳書にA. ネグリ/M.ハート『マルチチュード』(NHKブックス),S.ピンカー『思考する言語』(共訳,NHKブックス),N.クライン『ショック・ドクトリン』『これがすべてを変える』『NOでは足りない』(いずれも共訳,岩波書店),S.ピンカー『暴力の人類史』(共訳,青土社),M.サートン『74歳の日記』『終盤戦 79歳の日記』(みすず書房),L.デラップ『フェミニズムズ』(明石書店)など多数.

目次

  1. 序 章 ノーブランドの私 第一部 ダブル・ライフ〈演技〉 第1章 オキュパイ運動での出来事 私じゃない 第2章 コロナ登場により脅威が増幅 ソフトウェアの仕業 『ルツ記 』のナオミ 第3章 ナオミ・ブランドの危機 反ブランド・ブランディングの問題 デジタル分身 パルプにされたノンフィクション 特異なパーソナリティ障害 第4章 森のなかで自分と出会う 小文字の名前、大きなアイディア 第二部 鏡の世界〈投影〉 第5章 携帯の情報はすべて知られている 誰も歩かなかった道 ハイテク恐怖につけ込む デジタル・ゴーレム 第6章 対角線 グローバルな対角線 コロナで金儲け ディザスター・ドッペルゲンガー キャンセルの反対 第7章 MAGA拡大の野望 マジックミラー 逆に動く操り人形 演じられた包摂 ブランド再生完了 機械のような人間、機械のような心 第8章 バカバカしいほど深刻、マジで言葉を失う 不機嫌な幽霊 “ダム”ペルゲンガーたち スクリーン・ニューディール グリーン・ニュー 「リセット 」? 「ベラベラベラ 」を超えて 第9章 極右とニューエイジ左派との接近 勢ぞろいする疑似科学のグル もうひとつの身体 良くない出産からコロナ陰謀論へ 詐欺によって結ばれる 黒死病 黄色い星と的外れな投影 第10章 自閉症と反ワクチン前日譚 分身としての子ども 「おまえの子を持っていけ、うちの子を連れてこい! 」 子どもたちの宮殿 ハンス・アスペルガーの影の顔 二つの人格 息子さんは真似をしますか? 出口車線 秘密と影 第三部 シャドーランド〈分割〉 第11章 冷静、陰謀……資本主義 衝撃への抵抗としての冷静さ 陰謀は……資本主義 絡み合いの衝撃 陰謀のなかには本物もある 正義の幻想 迫りくる影 第12章 出口はない、戻るだけだ オーバーナイトオーツ事件 人種のロールプレイ 二つのコンボイの物語 世界中に響いた警笛 私も被害者、最大の被害者だ! 第13章 鏡のなかのナチ 鏡が割れる 第14章 振り払えない民族的分身 悪魔の邪悪な双子 あっちを見ろ! 事実の社会主義 断ち切られた議論 永遠に続く双子の闘い ドッペルゲンガーの国 他者を見ない ウルフが正しかったころ 失われた章 武装し危険な存在に エレズのエレズ 第四部 現実と向き合う〈統合〉 第15章 自己を手放す サンゴのように、魚のように 選ばなかった道 思いやりと無関心のせめぎ合い 赤いウィーンは生きている 二重に見る 終 章 分身は誰だ? 謝 辞 訳者あとがき 人名索引

本文紹介

自身が陰謀論者と間違われ、リアルとフェイク、社会の分断の奥底に目を向けると――。『ショック・ドクトリン』著者の新境地!

抜粋:あろうことか極右の陰謀論者と間違われた著者。左派フェミニスト論客が変節したこの「わがドッペルゲンガー(分身)」を巡って、“敵“の「トンデモワールド」にあえて分け入って見えたものは?社会の分断、世界の不安定化の奥底にあり、私たち全員がはまりこんでいる危険な力学を鋭く抉り出すまでのスリリングな探究と思索の旅。 ▼本書のEndnotes.はこちら Endnotes. The following are slightly expanded en…