書籍詳細

書籍のレビュー・概要

「建てない」時代、建築はより多様で豊かになる……!? 「建てる」一辺倒の時代から「どう使うか」を考える時代へ。大きな転換点を迎え、建築はどう変わっていくべきなのか。どうすれば、ものづくりの楽しさを取り戻せるのか。生活の中のリアルな建築に向き合い続けた著者が次の世代へ贈る、新しい時代の建築入門。

これからの建築入門

Takumi ブックス

これからの建築入門

〈自分でつくる〉を取り戻せ

著者・関係者
松村 秀一 著
カテゴリ
ジュニア新書
刊行日
2025/10/17
体裁
新書・186頁
ISBN
9784005010059
在庫状況
在庫あり

価格:968 円

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著者略歴

  • 松村秀一(まつむら・しゅういち) 1957年兵庫県生まれ.東京大学工学部建築学科卒業.東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了.工学博士.東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授,早稲田大学研究院教授などを経て,2024年より神戸芸術工科大学学長.その間,ローマ大学,トレント大学,南京大学,大連理工大学,モントリオール大学,ラフバラ大学客員教授を務める.主な著書に『新・建築職人論』(学芸出版社,2023),『建築の明日へ』(平凡社新書,2021),『ひらかれる建築』(ちくま新書,2016),共編著に『和室礼讃』(晶文社,2022),『3D図解による建築構法 第二版』(市ヶ谷出版社,2016)他.

目次

  1. はじめに 第1章 カッコイイだけじゃない建築の話 建築学科を選んだ決め手 カッコイイ建築の話 カッコイイ建築家の話 50年間建築を学んで理解したこと 第2章 あなたに建築は造れますか? 建築は売買するものだと思っている人へ 茅葺民家の葺き替えは村の「結」で行われる 自分で造って自分で使う――セルフビルドの普遍性 「原始」から「古代」へ――大工の登場 建築学科はなぜ工学部にあるのか 鉄と鉄筋コンクリートと大地震 設計と施工――近代的な分業と資格制度 直営から一式請負へ――ゼネコンの誕生 設計でも施工でも活躍する「建築士」 「建築家」という不思議な呼称 建築には利用者がいる 第3章 建築はいつまでもつのでしょうか? 「もつ」とは何か 長くもつのが良いとはかぎらない マンハッタンにて――「その質問の意味がわからない」 ローマにて――「中途半端に古い建築の話はやめてくれ」 日本にて――建てない時代がやってくる 「箱」から「場」への大転換――建築が普通の人々の手に戻るとき 「人の生き方」がテーマになる時代へ コラム私にとってのカッコイイ建築家①ジャンプルーヴェ 第4章 資材はどこから来るのでしょうか? 昔の民家はみんな地域産材でできていた 都合の良い木に植え替える「育成林業」 伐っては駄目な木、どんどん伐ってほしい木 なぜ海を越えて木材を運んでくるのか 木造などに見向きもしなかった時代 そして、金属製品、化成品が優位な時代へ 危機的状況にある日本固有の建材 工業製品の森から採ってくるという考え方 資材が解体現場から来る未来 第5章 職人はどこから来るのでしょうか? 元々この国に大工は一人だった 歴史上最多は93万人、けれども今は 危機に瀕するものづくり世界 建築職人の収入 小さな住宅1軒の工事にも30を超える職種が関わっている 機械化によって失われかねない職人の存在理由 あるユーチューバー大工が魅せる、電動工具と手仕事の絶妙なバランス 変わり始めたものづくり世界①――男も女もない、ジェンダーフリーの現場 変わり始めたものづくり世界②――プロもアマも入り乱れる、草野球型の現場 コラム私にとってのカッコイイ建築家②リチャードバックミンスターフラー 第6章 再び、あなたに建築は造れますか? 建築学科からものづくり世界へ――新しい建築職人の姿 「建築を造ること」に通ずる道は幾本もある 大学で建築学を学んだ場合 「一級建築士」という国家資格に向けて組まれるカリキュラム 大学選びのキーワード 異分野との交流が大学の特長の一つ 専門家である前に生活者であれ 建築学はあなたが主役である限り邪魔にはならない あなたが造る建築の世界 おわりに

本文紹介

「建てない」時代、建築はより多様で豊かになる!? 生活の中のリアルな建築を考え続けた著者が次世代へ贈る新しい建築入門

抜粋:「建てない」時代、建築はより多様で豊かになる……!? 「建てる」一辺倒の時代から「どう使うか」を考える時代へ。大きな転換点を迎え、建築はどう変わっていくべきなのか。どうすれば、ものづくりの楽しさを取り戻せるのか。生活の中のリアルな建築に向き合い続けた著者が次の世代へ贈る、新しい時代の建築入門。