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書籍のレビュー・概要

「自由」「権利」「法」「自然」「公/私」「社会」──これらの翻訳語は、原語と同じ意味なのか。日本政治思想史の研究者が、西欧における原義を探り、様々な試みの末に普及した現在の翻訳語との意味の相違を明らかにする刺戟的な講義。

たとえば「自由」はリバティか

Takumi ブックス

たとえば「自由」はリバティか

西洋の基礎概念とその翻訳語をめぐる6つの講義

著者・関係者
渡辺 浩 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2025/10/29
体裁
四六・並製・368頁
ISBN
9784000617260
在庫状況
在庫あり

価格:2,970 円

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著者略歴

  • 渡辺 浩(わたなべ・ひろし) 1946年横浜生まれ.東京大学法学部卒業 現在―東京大学名誉教授,法政大学名誉教授,日本学士院会員 専門―日本政治思想史 著書―『近世日本社会と宋学』(1985年,増補新装版2010年) 『東アジアの王権と思想』(1997年,増補新装版2016年) 『日本政治思想史 十七〜十九世紀』(2010年) 『明治革命・性・文明――政治思想史の冒険』(2021年)(以上,東京大学出版会) 『日本思想史と現在』(2024年,筑摩選書)ほか

目次

  1. 開講にあたって 表記について 第1講 「お金に不自由しています」FREEDOM・LIBERTY 1.「自由便当」とFreedom (1)コンビニ (2)奴隷でないこと 2.翻訳の試み (1)困難 (2)試みの例 3.「自由」 (1)普及 (2)「自由民権」 (3)疑い 第2講 「武士の一分でござる」RIGHT 1.「利権」と「正しいこと」 (1)「権利」とは (2)Rightとは (3)「権」である「利」 2.翻訳の試み 3.「株」と「分」 第3講 「正義省」はどこに LAW 1.Law/right/justice 2.Law/Gesetz/loi 3.「法」と「理」 (1)清朝中国において (2)徳川日本において (3)維新前後 第4講 「この村は、本性がいっぱいです」NATURE 1.Nature/nature/Natur (1)本性 (2)被造物 2.「自然」 (1)Spontaneous (2)ズレ 3.「天」と「性」 (1)「天」と「天然」 (2)「性」 第5講 「それは公用ですか」PUBLIC/PRIVATE 1.「公用」 (1)混乱 (2)共通 2.Public/private 3.公/私 (1)共にする/しない (2)重なる波紋 4.おほやけ/わたくし (1)「公方」「公儀」「公界」 (2)入れ子 5.「公私混同」 第6講 「キミも、いよいよ社会人だね」SOCIETY 1.「社会国家」と「社会人」 (1)social/sozial (2)交際 (3)世間 (4)「社会」 2.「仲間」「組」「連中」「社中」 3.「社」「会」「会社」 注 講義を終えて 人名索引/史料索引

本文紹介

「自由」「権利」「法」「自然」「公/私」「社会」──これらの翻訳語は、原語と同じ意味なのか。日本政治思想史の研究者が、西欧における原義を探り、様々な試みの末に普及した現在の翻訳語との意味の相違を明らかにする刺戟的な講義。

抜粋:「自由」「権利」「法」「自然」「公/私」「社会」──これらの翻訳語は、原語と同じ意味なのか。日本政治思想史の研究者が、西欧における原義を探り、様々な試みの末に普及した現在の翻訳語との意味の相違を明らかにする刺戟的な講義。