書籍詳細

書籍のレビュー・概要

上海のダンスホールの華だった女性と、それに翻弄される男たちを描く「永遠の尹雪艶」、老軍人がかつての日々を回想する「国葬」など、国共内戦と国民政府の亡命という歴史を背景に、戦後の台湾で故郷喪失者として生きる人びとの姿を活写し、失われた世界への哀惜や喪失の痛み、新天地で生きる苦悩を鮮烈につづった傑作短篇集。 ■関連記事 東山彰良 失われた故郷への憧憬[『図書』2025年11月号より] » https://tanemaki.iwanami.co.jp/posts/9221

台北人

Takumi ブックス

台北人

著者・関係者
白 先勇 著・山口 守 訳
カテゴリ
現代文庫
刊行日
2025/09/12
体裁
A6・並製・302頁
ISBN
9784006023744
在庫状況
在庫あり

価格:1,331 円

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著者略歴

  • 白 先勇 Pai Hsien-yung 1937年,国民党の軍人である白崇禧の五男として中国広西に生まれる.国共内戦での国民党軍の敗北に伴い,52年に台湾へ渡り,60年に大学の同級生らと雑誌『現代文學』を創刊.台湾大学卒業後はアイオワ大学に留学.カリフォルニア大学で教鞭を執りながら小説を執筆した.代表作に『台北人』『孽子』など. 山口 守 Yamaguchi Mamoru 1953年,長野県生まれ.日本大学名誉教授.日本台湾学会名誉理事長.専門は中国現代文学,台湾文学を含む華語圏文学.著書に『巴金とアナキズム―理想主義の光と影』(中国文庫)『中国の民衆と生きたアメリカ人―アイダ・プルーイットの生涯』(岩波書店).

目次

  1. 歴史と文学――岩波現代文庫版『台北人』序 永遠の尹雪艶 緑の輝き 除夜 最後の夜 血のように赤いつつじの花 追憶の詩 梁父山の歌 孤恋花 花橋栄記 秋の思い 満天に輝く星 遊園驚夢 冬の夜 国葬 訳者あとがき

本文紹介

失われた世界への哀惜、喪失の痛み――国共内戦によって故郷を失い、新天地・台湾に生きる人びとの苦悩を活写した傑作短篇集。

抜粋:上海のダンスホールの華だった女性と、それに翻弄される男たちを描く「永遠の尹雪艶」、老軍人がかつての日々を回想する「国葬」など、国共内戦と国民政府の亡命という歴史を背景に、戦後の台湾で故郷喪失者として生きる人びとの姿を活写し、失われた世界への哀惜や喪失の痛み、新天地で生きる苦悩を鮮烈につづった傑作短篇集。 ■関連記事 東山彰良 失われた故郷への憧憬[『図書』2025年11月号より] » https://tanemaki.iwanami.c…