書籍詳細

書籍のレビュー・概要

「突然聞こえにくくなった」「話はできても聞こえてない」……実は私たちの身の回りには「聞こえ」に困難を抱えている人たちがたくさんいる。にもかかわらず、難聴者や中途失聴者が生きる現実はほとんど知られていない。日常にある生きづらさ、あるべき聴覚補償を、医師や支援者、多くの当事者たちの声から伝える。

難聴を生きる 音から隔てられて

Takumi ブックス

難聴を生きる 音から隔てられて

著者・関係者
宿谷 辰夫 編・宇田川 芳江 編
カテゴリ
文庫
刊行日
2025/09/19
体裁
新書・236頁
ISBN
9784004320821
在庫状況
在庫あり

価格:1,034 円

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著者略歴

  • 【編 者】 宿谷辰夫(しゅくや・たつお) 1962年生まれ.全難聴理事長.滋賀県中途失聴難聴者協会会長.日本障害者リハビリテーション協会理事. 宇田川芳江(うだがわ・よしえ) 1954年生まれ.全難聴副理事長兼事務局長.東京都中途失聴・難聴者協会理事長.社会福祉士・精神保健福祉士. 【執筆者】 星野智幸(ほしの・ともゆき) 1965年生まれ.小説家.著書に『目覚めよと人魚は歌う』『俺俺』『焔』など. 新谷友良(しんたに・ともよし) 1948年生まれ.全難聴理事長を経て,現在は監事.東京都中途失聴・難聴者協会理事. 南修司郎(みなみ・しゅうじろう) 1976年生まれ.国立病院機構東京医療センター耳鼻咽喉科科長・人工内耳センター センター長. 宇田川芳江(うだがわ・よしえ) 1954年生まれ.全難聴副理事長兼事務局長.東京都中途失聴・難聴者協会理事長.社会福祉士・精神保健福祉士. 長尾康子(ながお・やすこ) 1970年生まれ.特定非営利活動法人 全国要約筆記問題研究会理事長. 藤谷弘晃(ふじたに・ひろあき) 1959年生まれ.全難聴常務理事・要約筆記部部長.三重県難聴・中途失聴者協会会長.社会福祉士. 宿谷辰夫(しゅくや・たつお) 1962年生まれ.全難聴理事長.滋賀県中途失聴難聴者協会会長.日本障害者リハビリテーション協会理事. 一般社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会 東京都新宿区市谷台町14-5 MSビル市ヶ谷台1F FAX 03-3354-0046

目次

  1. 刊行にあたって……………宇田川芳江 第1章 耳のメガネを失くす……………星野智幸 第2章 中途失聴・難聴者の手記 自助努力の弊害――聞き取れたふり依存症……………匿名希望 かけがえのないものへの気づきこそが幸せ……………北川千夜子 辛かった就職の壁・働き続けることの壁……………内 悧 資格と職は何の数?……………K.H 透明人間から抜け出すために――聞こえない現実と向き合って……………M.T 人脈は財産……………荒川清美 私を奮い立たせてくれるのは……………黒田和子 出会いが分岐点……………寺田 翔 真っ赤な補聴器……………石川千鶴 聞こえない母を持つ娘から当事者になった私……………渡辺江美 声を出して生きていく……………M.M 二人三脚で歩む人生(1)……………湯浅はるみ 二人三脚で歩む人生(2)……………湯浅良二 難聴と私……………田代慶藏 補聴器とともに……………佐野 昇 音のある世界に生きて……………M.S 道は拓ける……………後藤香織 音のない世界での気づき……………山路和子 二度の失聴を越えて……………石倉幸治 子育てに思うこと……………石倉美佳 聴覚障害者として生きる……………宇田二三子 難聴による幼少期からの艱難辛苦、そして難聴者支援活動へ……………本山和彦 第3章 人権としての聞こえとコミュニケーション………………新谷友良 国際的な人権保障の歩み 障害類型と聴覚障害 ユニバーサルデザインとアクセシビリティ 移動の自由・表現の自由 人権としてのコミュニケーション 第4章 聞こえの仕組みと聴覚の補償………………南修司郎 「聞こえる」とはどういうことか 聞こえの仕組み――外耳・中耳・内耳・脳への道程 聴覚の補償――より快適で自然な「聞こえ」を目指して 補聴器による聴覚補償――「音の眼鏡」のような存在 人工内耳による聴覚補償――「内耳の代わり」を担う装置 聴覚支援テクノロジーの活用――「音環境の調理道具」 まとめ 第5章 新たなコミュニケーションの学習………………宇田川芳江 中途失聴者・難聴者とコミュニケーション 多様な困難や苦しみ 聞こえない・聞こえにくい人の家族や周囲の者の関わり 中途失聴者・難聴者のコミュニケーション方法 中途失聴者・難聴者が、手話を学ぶ理由と意義 話し方の工夫と筆談 第6章 聞こえに困っている人の支援………………長尾康子 話せるけれど聞こえない 見てわかるコミュニケーションで伝える 要約筆記とはどのような支援か 要約筆記を利用するには 要約筆記者になるには 要約筆記はいつどのように生まれたか ボランティアから福祉の専門職へ 要約筆記者は通訳と権利擁護を担う 全国どこでも使えるように 対人支援力のある要約筆記者の育成 社会全体に情報保障の概念を広げる テクノロジーの進化と情報保障 第7章 聞こえの環境整備について……………藤谷弘晃 【聴覚】に関わる環境整備に向けて 【視覚】に関わる環境整備に向けて 【人的な理解・支援】に関わる環境整備 おわりに 終 章 まとめに代えて……………宿谷辰夫 ――聞こえに困っている人の暮らしやすい社会を求めて はじめに いまも変わらぬ中途失聴・難聴者の生きづらさ 難聴者運動の歴史について 聞こえにくい人たちの悲願「デシベルダウン運動」 「耳マーク」と共に歩む共生社会を目指して

本文紹介

私たちの身の回りには「聞こえ」に困難を抱えている人たちがたくさんいる。日常にある生きづらさを当事者たちの声が伝える。

抜粋:「突然聞こえにくくなった」「話はできても聞こえてない」……実は私たちの身の回りには「聞こえ」に困難を抱えている人たちがたくさんいる。にもかかわらず、難聴者や中途失聴者が生きる現実はほとんど知られていない。日常にある生きづらさ、あるべき聴覚補償を、医師や支援者、多くの当事者たちの声から伝える。