書籍詳細

書籍のレビュー・概要

日々刻々と変容する現実を捉えるべく展開を遂げてきた政治社会学、社会運動論の成果を収録。幅広い研究手法を用いて、ネーション、エスニシティ、地域、ジェンダー、メディア等の社会学的トピックから政治を分析し、組織形態、イシュー、方法において多様化する社会運動の実相に最新の理論的潮流を踏まえて向かい合う。

政治・社会運動

Takumi ブックス

政治・社会運動

著者・関係者
北田 暁大 編集委・岸 政彦 編集委・筒井 淳也 編集委・丸山 里美 編集委・山根 純佳 編集委・富永 京子 編集協・明戸 隆浩 編集協
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2025/08/19
体裁
A5・上製・カバー・310頁
ISBN
9784000114530
在庫状況
在庫あり

価格:3,960 円

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著者略歴

  • 【編者】 山根純佳(やまね すみか) 1976年生.実践女子大学人間社会学部教授.ジェンダー研究,再生産・ケア労働論.『なぜ女性はケア労働をするのか――性別分業の再生産を超えて』,『産む産まないは女の権利か――フェミニズムとリベラリズム』(共に勁草書房)など. 明戸隆浩(あけど たかひろ) 1976年生.大阪公立大学大学院経済学研究科准教授.社会思想,多文化社会論.『レイシャル・プロファイリング――警察による人種差別を問う』(共著,大月書店),『ヘイトクライムに立ち向かう――暴力化する被害の実態と法的救済』(共著,日本評論社)など. 富永京子(とみなが きょうこ) 1986年生.立命館大学産業社会学部現代社会学科准教授.社会運動論.『コミュニティの社会学』(共著,有斐閣),『「ビックリハウス」と政治関心の戦後史――サブカルチャー雑誌がつくった若者共同体』(晶文社)など. 【執筆者】(掲載順) 田野大輔(たの だいすけ) 1970年生.甲南大学文学部教授.歴史社会学,ドイツ現代史.『〈悪の凡庸さ〉を問い直す』(共編著,大月書店),『愛と欲望のナチズム』(講談社学術文庫)など. 田辺俊介(たなべ しゅんすけ) 1976年生.早稲田大学文学学術院教授.社会意識論,計量社会学.『日本人は右傾化したのか――データ分析で実像を読み解く』(編著,勁草書房),『格差と分断/排除の諸相を読む』(共編著,晃洋書房)など. 南川文里(みなみかわ ふみのり) 1973年生.同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授.人種エスニシティ研究,国際移民研究,アメリカ研究.『未完の多文化主義――アメリカにおける人種,国家,多様性』(東京大学出版会),『アファーマティブ・アクション――平等への切り札か,逆差別か』(中公新書)など. 丸山真央(まるやま まさお) 1976年生.大阪大学大学院人間科学研究科教授.地域社会学,都市社会学.『「平成の大合併」の政治社会学――国家のリスケーリングと地域社会』(御茶の水書房),『さまよえる大都市・大阪――「都心回帰」とコミュニティ』(共編著,東信堂)など. 海妻径子(かいづま けいこ) 1968年生.岩手大学人文社会科学部教授.フェミニズム,男性史・男性性研究.『ゆらぐ親密圏とフェミニズム――グローバル時代のケア・労働・アイデンティティ』(コモンズ),『家族の変容と法制度の再構築――ジェンダー/セクシュアリティ/子どもの視点から』(共著,法律文化社)など. 伊藤昌亮(いとう まさあき) 1961年生.成蹊大学文学部教授.メディア研究,デジタルメディア論.『ネット右派の歴史社会学――アンダーグラウンド平成史 1990―2000 年代』(青弓社),『炎上社会を考える――自粛警察からキャンセルカルチャーまで』(中央公論新社)など. 西城戸誠(にしきど まこと) 1972年生.早稲田大学文学学術院教授.環境社会学,地域社会学.『抗いの条件――社会運動の文化的アプローチ』(人文書院),『どうすればエネルギー転換はうまくいくのか』(共編著,新泉社)など. 仁平典宏(にへい のりひろ) 1975年生.東京大学大学院教育学研究科教授.市民社会分析,福祉社会学,教育社会学.『「ボランティア」の誕生と終焉――〈贈与のパラドックス〉の知識社会学』(名古屋大学出版会),『平成史【完全版】』(共著,河出書房新社)など. 稲葉奈々子(いなば ななこ) 1968年生.上智大学総合グローバル学部教授.国際社会学,移民研究.『ニューカマーの世代交代――日本における移民2 世の時代』(共編著,明石書店),『入管を問う――現代日本における移民の収容と抵抗』(共著,人文書院)など. 道場親信(みちば ちかのぶ) 1967年生.元和光大学現代人間学部教授.社会運動論,日本社会科学史.2016年逝去.『占領と平和――〈戦後〉という経験』(青土社),『下丸子文化集団とその時代――一九五〇年代サークル文化運動の光芒』(みすず書房)など.

目次

  1. 刊行にあたって Ⅰ 政治社会学の射程 ニスコのアイヒマン――「官僚的な悪」についての報告 ……………田野大輔 ナショナリズムをいかに捉えるか?――「中範囲の理論」としての概念図式による試み ……………田辺俊介 多文化主義国家の社会学――国際比較と歴史的変容 ……………南川文里 大都市の「草の根保守」は変わったのか――「大阪維新の会」の地域政治の社会学 ……………丸山真央 フェミニズムの姉妹、保守とリベラルのキマイラ ――九〇年代以降の女性保守政治家の支持獲得構造とイメージ機能 ……………海妻径子 ネット右翼とは何か ……………伊藤昌亮 Ⅱ 社会運動論の変容 抗議活動の生起と「運動文化」 ……………西城戸誠 プロテスト・キャンプにおける「開放」と「排除」 ――G8 サミット抗議行動の社会的再生産を通じて ……………富永京子 ボランティア活動とネオリベラリズムの共振問題を再考する ……………仁平典宏 社会運動の失われた敵対性と「さまよう主体」 ……………稲葉奈々子 一九六〇―七〇年代「市民運動」「住民運動」の歴史的位置 ――中断された「公共性」論議と運動史的文脈をつなぎ直すために ……………道場親信 OVERVIEW 二〇〇〇年代以降の日本における政治と社会の交錯 ……………明戸隆浩 社会運動論の「二項対立」を超えて ……………富永京子

本文紹介

ネーション、エスニシティ、地域、ジェンダー、メディア等から政治を分析し、社会運動の実相に最新理論を踏まえて向かい合う。

抜粋:日々刻々と変容する現実を捉えるべく展開を遂げてきた政治社会学、社会運動論の成果を収録。幅広い研究手法を用いて、ネーション、エスニシティ、地域、ジェンダー、メディア等の社会学的トピックから政治を分析し、組織形態、イシュー、方法において多様化する社会運動の実相に最新の理論的潮流を踏まえて向かい合う。