書籍詳細

書籍のレビュー・概要

戦後80年、戦争体験者がほぼ亡くなるという新たな状況が生じつつある。体験者の声が遠くなるなか、いかに戦争責任を問う議論を継承し、発展させていくことができるだろうか。これまで議論を牽引してきた世代、そして現代的観点から批判的更新を図る若い世代による徹底討議を中心に、未来へ向けて戦争責任論の可能性を開く。 ■刊行記念トーク(宇田川幸大、金ヨンロン、永井玲衣) ■刊行記念コメント

体験者「ゼロ」時代の戦争責任論

Takumi ブックス

体験者「ゼロ」時代の戦争責任論

著者・関係者
宇田川 幸大 著・内海 愛子 著・金 ヨンロン 著・芝 健介 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2025/07/29
体裁
四六・並製・230頁
ISBN
9784000617116
在庫状況
在庫あり

価格:2,640 円

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著者略歴

  • 宇田川幸大(うだがわ・こうた) 1985年神奈川県生まれ.一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了.博士(社会学).日本現代史専攻.中央大学商学部准教授.『私たちと戦後責任――日本の歴史認識を問う』(岩波ブックレット,2023年),『東京裁判研究――何が裁かれ,何が遺されたのか』(岩波書店,2022年)など 内海愛子(うつみ・あいこ) 1941年東京生まれ.早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学.歴史社会学専攻.恵泉女学園大学名誉教授.『朝鮮人BC級戦犯の記録』(岩波現代文庫,2015年),『戦後責任』(共著,岩波書店,2014年)など 金ヨンロン(きむ・よんろん) 1984年韓国ソウル生まれ.東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了.博士(学術).日本近現代文学専攻.大妻女子大学文学部准教授.『文学が裁く戦争――東京裁判から現代へ』(岩波新書,2023年),『小説と〈歴史的時間〉――井伏鱒二・中野重治・小林多喜二・太宰治』(世織書房,2018年)など 芝 健介(しば・けんすけ) 1947年愛媛県生まれ.東京大学大学院社会学研究科博士課程修了.ドイツ現代史,ヨーロッパ近現代史専攻.東京女子大学名誉教授.『ニュルンベルク裁判』(岩波書店,2015年),『ヒトラー――虚像の独裁者』(岩波新書,2021年)など

目次

  1. はじめに……………宇田川幸大 第1章 戦争責任論の意義と今後――近現代日本における戦争責任論の展開から ………………宇田川幸大 第2章 討議(1)戦争責任論が問うてきたこと ………………宇田川幸大 内海愛子 金ヨンロン 芝 健介 第3章 ドイツの戦争責任問題への一視角 ………………芝健介 第4章 戦争責任・戦後責任・植民地責任――市民運動の視点から ………………内海愛子 第5章 討議(2)体験者「ゼロ」時代の戦争責任論のために ………………宇田川幸大 内海愛子 金ヨンロン 芝 健介 第6章 「戦争責任」「戦後責任」を捉え直す――体験者「ゼロ」時代の「責任」 ………………金ヨンロン あとがき……………宇田川幸大

本文紹介

体験者の声が遠くなるなか、戦争責任論の継承と発展はいかに可能か。世代を超えた徹底討議により、責任論の可能性を未来へ開く。

抜粋:戦後80年、戦争体験者がほぼ亡くなるという新たな状況が生じつつある。体験者の声が遠くなるなか、いかに戦争責任を問う議論を継承し、発展させていくことができるだろうか。これまで議論を牽引してきた世代、そして現代的観点から批判的更新を図る若い世代による徹底討議を中心に、未来へ向けて戦争責任論の可能性を開く。 ■刊行記念トーク(宇田川幸大、金ヨンロン、永井玲衣) ■刊行記念コメント