書籍詳細

書籍のレビュー・概要

1960年代のカウンターカルチャーが清教徒革命、産業革命に匹敵する巨大な「精神の変容」を伴ったことを活写した記念碑的著作を全面改稿。2020年代まで射程を広げ、後期資本主義のエートスを描き直す。

定本 ラバーソウルの弾みかた (岩波現代文庫)

Takumi ブックス

定本 ラバーソウルの弾みかた (岩波現代文庫)

ビートルズと僕らの文明

著者・関係者
佐藤 良明 著
カテゴリ
現代文庫
刊行日
2025/06/13
体裁
A6・並製・462頁
ISBN
9784006004866
在庫状況
在庫あり

価格:2,002 円

カートを見る

著者略歴

  • 佐藤良明 Yoshiaki Sato 1950年山梨県生まれ,群馬県育ち.東京外国語大学助教授,東京大学教授,NHK英会話講師,日本ポピュラー音楽学会会長,表象文化論学会会長,放送大学教授などを歴任.本書(旧版)以来,ポピュラー音楽を軸とした思索,執筆,教育を続ける.単著に『ビートルズとは何だったのか』『ニッポンのうたはどう変わったか』『ビートルズ de 英文法』『英文法を哲学する』など.共著・共編に『佐藤君と柴田君』『ロックピープル101』など.訳書にトマス・ピンチョン『重力の虹』『ヴァインランド』,ボブ・ディラン『The Lyrics 1961‒1973』『The Lyrics 1974‒2012』『ソングの哲学』,グレゴリー・ベイトソン『精神と自然』『精神の生態学へ』など.

目次

  1. プロローグ、2025 1 ハロー・ポップス、1965 2 ラバーソウルをリロードする 3 主な登場人物と本書の内容 2025年の大改訂について DISK1 A面 夢とウソのロックンロール 1 「オリーブ少女」のサイケデリック 2 愛こそはすべて? 3 1967年のアナキズム 4 コンテクストが交叉するとき 5 サージェント・ペパーの教え 6 花の部族 7 否定は目に見えない 8 《時》を知る B面 ヒップの精神と後期資本主義のエートス 1 異なる二者は、どのように同じか 2 関係性の進化 3 資本主義を駆動する心 4 ピューリタンとビバップ革命 5 ヒップスターの起源 6 こころの市場開拓 7 ロードとムービー DISK2 A面 サイケデリックな渦のなかへ 1 シックスティーズが開きはじめる 2 FURTHER!(もっとトオクへ) 3 近代が崩れていく 4 トマス・ピンチョンの想像力 5 『ラバー・ソウル』が弾み出す 6 iDEATH(小さなわたしの死) 7 金銭からの自由 B面 シックスティーズの引き潮 1 ディランの「いちぬけた」 2 ジャスト・ヨーコ・アンド・ミー 3 ディランvs.レノン 4 僕ら自身によるブローティガン殺し 5 『ライ麦畑』に捕まって 6 パラノイアの凶弾 7 モア・ポピュラー・ザン・ジーザス 8 旋回する時代の中心に立った男 DISK3 A面 重工業人間の終焉 1 『蠅男の恐怖』vs.『ザ・フライ』 2 神の整序と肉の混沌 3 人間=昆虫=機械になる 4 エンジンに跨がって 5 テックとつながる 6 見世物小屋がパレスになった 7 リアルのゆくえ B面 エロスを走るピューリタン 1 プレスリーとフォークナー 2 ジャニスのオルガズム 3 レット・イット・ブリード 4 ホテル・カリフォルニアへの道筋 5 東京ドームのストーンズ、1990 6 帝国の光と陰 7 ロック世代の解体 DISK4 A面 流体化する自己 1 「ホール・アース」と地べた感覚 2 80年代へのジャンプ 3 バークレイ文学散歩、1982 4 ミニマリズム再考 5 一人称小説の体幹 6 日常性を洗い流す文学 7 《時》の階層 B面 ラバーソウルの霞みかた 1 ビートルズ新曲騒動、1995 2 ナウ・アンド・ゼン(今とあのころ) 3 発散しない時間 4 ことばからホントが消える? 5 経済にとってロックとは何だったか 6 ふりだしに戻る 初出と遍歴――あとがきに代えて

本文紹介

1960年代のカウンターカルチャーが清教徒革命、産業革命に匹敵する巨大な「精神の変容」を伴ったことを活写した記念碑的著作を全面改稿。2020年代まで射程を広げ、後期資本主義のエートスを描き直す。

抜粋:1960年代のカウンターカルチャーが清教徒革命、産業革命に匹敵する巨大な「精神の変容」を伴ったことを活写した記念碑的著作を全面改稿。2020年代まで射程を広げ、後期資本主義のエートスを描き直す。