書籍詳細

書籍のレビュー・概要

「僕は旅に出るよ、リザヴェータ。新鮮な空気が必要なんだ」 芸術への愛と市民的生活との間で葛藤する繊細な青年トーニオ。自己を求めて遷ろい、かつて憧れた二人の幻影を見た彼は、何を悟るのか。トーマス・マン(1875-1955)の自画像にして数多の作家が愛読した名作が、原文のニュアンスに忠実、かつ読みやすい訳で蘇る。

トーニオ・クレーガー

Takumi ブックス

トーニオ・クレーガー

著者・関係者
トーマス・マン 作・小黒 康正 訳
カテゴリ
新書
刊行日
2025/06/13
体裁
文庫・156頁
ISBN
9784003740132
在庫状況
在庫あり

価格:627 円

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著者略歴

  • トーマス・マン Thomas Mann, 1875-1955. ドイツの小説家。リューベック生まれ、ミュンヒェンに移住。長編『ブッデンブローク家の人々』で文名を確立。第一次世界大戦ではフランスの文明との闘いとしてドイツの文化を積極的に擁護するため、『非政治的人間の考察』を書く。大戦後はヴァイマル共和国支持へと至り、『魔の山』を刊行。ノーベル文学賞受賞。ナチスの迫害を避け、スイスを経て渡米。戦後、ヨーロッパに戻り、スイスで没。 小黒 康正(おぐろ やすまさ) 1964年生まれ。九州大学大学院人文科学研究院教授。著書に『黙示録を夢みるとき トーマス・マンとアレゴリー』(鳥影社)、『水の女 トポスへの船路』(九州大学出版会)、『「第三帝国」以前の「第三の国」 ドイツと日本におけるネオ・ヨアキム主義』(九州大学出版会)、訳書にヘルタ・ミュラー『心獣』『呼び出し』(三修社)など。

目次

  1. トーニオ・クレーガー 訳者解説

本文紹介

芸術への愛と市民的生活との間で葛藤する青年トーニオ。自己探求の旅でかつて憧れた二人の幻影を見た彼は、何を悟るのか。新訳。

抜粋:「僕は旅に出るよ、リザヴェータ。新鮮な空気が必要なんだ」 芸術への愛と市民的生活との間で葛藤する繊細な青年トーニオ。自己を求めて遷ろい、かつて憧れた二人の幻影を見た彼は、何を悟るのか。トーマス・マン(1875-1955)の自画像にして数多の作家が愛読した名作が、原文のニュアンスに忠実、かつ読みやすい訳で蘇る。