書籍詳細

書籍のレビュー・概要

堀トシヲ19歳。東京モスリン亀戸工場女工。百年前に誕生した細井和喜蔵『女工哀史』の裏には共作者ともいうべき人がいた。妻トシヲである。貧しさから身を起こし各地の紡績工場を経めぐり、関東大震災、西宮大空襲を潜り抜け、そして──。戦前から戦後を貫く類いまれな半生を描く評伝小説。加藤陽子氏、磯田道史氏推薦! ■ 加藤陽子 氏(東京大学大学院教授)激賞! 細井和喜蔵の妻「トシヲ」の側から見た物語を、歴史探偵・半藤一利の衣鉢を継ぐ著者が描けばこんなに面白くなるものか。底辺の人々を人間として扱わなかったこの国が百年たっても少しも変わっていないことに気づかされ、心を揺さぶられた。 ■ 磯田道史 氏(国際日本文化研究センター教授)絶賛! 資本・技術の暴走で人類がまた哀史に立ち入らぬようこの本を読むべき。

不屈のひと 物語「女工哀史」

Takumi ブックス

不屈のひと 物語「女工哀史」

著者・関係者
石田 陽子 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2025/06/17
体裁
四六・上製・350頁
ISBN
9784000617024
在庫状況
在庫あり

価格:2,420 円

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著者略歴

  • 石田陽子(いしだ・ようこ) 1960年生まれ.文筆業,編集者. 雑誌編集者を経て半藤一利氏に師事し,氏の語りおろしや対談などの構成を数多く担う.同氏の単著では,『日本型リーダーはなぜ失敗するのか』(文春新書),『靖国神社の緑の隊長』(幻冬舎)ほか. 同対談・座談本として,宮崎駿氏との対談『腰ぬけ愛国談義』(文春ジブリ文庫),加藤陽子氏との対談『昭和史裁判』(文藝春秋),保阪正康氏との対談『憲法を百年いかす』(筑摩書房),磯田道史氏との対談『勝ち上がりの条件 ―― 軍師・参謀の作法』(ポプラ新書),竹内修司・保阪正康・松本健一各氏との座談『戦後日本の「独立」』(筑摩書房)など. 手がけたアンソロジーに,半藤一利氏の『歴史と戦争』,『歴史と人生』(ともに幻冬舎新書),澤地久枝氏の『昭和とわたし』(文春新書),田辺聖子氏の『おせい&カモカの昭和愛惜』(文春新書). 自身の編著に『昭和十二年の「週刊文春」』,『昭和二十年の「文藝春秋」』(ともに文春新書)など.

目次

  1. 第一章 十歳から二十歳 大正二年(一九一三)―大正十二年(一九二三) 出会い それぞれの紡績工場 はじめての東京 ベストセラーに見た世界 ふたり暮らしがはじまって 関東大震災の襲来 九月一日の夜 九月一日の深夜から二日 九月二日の夕刻から三日 九月四日の亀戸警察署 九月五日から七日 第二章 二十歳から四十三歳 大正十二年(一九二三)―昭和二十一年(一九四六) 故郷へ逃れて 疑われた「一〇〇円」 再び東京亀戸へ 下目黒への転居 永訣の日 捨て鉢 争議と邂逅 スキャンダルからの逃走 賀川豊彦夫妻のもとで 弾圧強化と非常時日本 西宮大空襲 戦争に敗けて 第三章 四十三歳から七十歳 昭和二十一年(一九四六)―昭和四十八年(一九七三) 闇屋稼業 狙われた闇煙草 ニコヨン暮らし 労組立ち上げ 組合潰し 健康保険証が欲しい 日雇い母の会 和喜蔵の故郷へ 思い出してくれるなら 主要参考文献 謝辞

本文紹介

堀トシヲ19歳。東京モスリン亀戸工場女工。百年前に誕生した細井和喜蔵『女工哀史』の裏には共作者ともいうべき人がいた。妻トシヲである。貧しさから身を起こし各地の紡績工場を経めぐり、関東大震災、西宮大空襲を潜り抜け、そして──。戦前から戦後を貫く類いまれな半生を描く評伝小説。加藤陽子氏、磯田道史氏推薦! ■ 加藤陽子 氏(東京大学大学院教授)激賞! 細井和喜蔵の妻「トシヲ」の側から見た物語を、歴史探偵・半藤一利の衣鉢を継ぐ著者が描けばこんなに面白くなるものか。底辺の人々を人間として扱わなかったこの国が百年たっても少しも変わっていないことに気づかされ、心を揺さぶられた。 ■ 磯田道史 氏(国際日本文化研究センター教授)絶賛! 資本・技術の暴走で人類がまた哀史に立ち入らぬようこの本を読むべき。

抜粋:堀トシヲ19歳。東京モスリン亀戸工場女工。百年前に誕生した細井和喜蔵『女工哀史』の裏には共作者ともいうべき人がいた。妻トシヲである。貧しさから身を起こし各地の紡績工場を経めぐり、関東大震災、西宮大空襲を潜り抜け、そして──。戦前から戦後を貫く類いまれな半生を描く評伝小説。加藤陽子氏、磯田道史氏推薦! ■ 加藤陽子 氏(東京大学大学院教授)激賞! 細井和喜蔵の妻「トシヲ」の側から見た物語を、歴史探偵・半藤一利の衣鉢を継ぐ著者が描けばこんな…