書籍詳細

書籍のレビュー・概要

日中両国でいまも書きつがれ、読みつがれている“三国志”の物語。その原点である正史『三国志』をひもとき、曹操、劉備、孫権らそれぞれの伝記の史実のなかに、英雄たちの真の姿を読む。『三国志』と『三国志演義』の両方を訳した第一人者が、平明な語り口で歴史の醍醐味と物語のおもしろさを存分に語る。解説=井波陵一

『三国志』を読む (岩波現代文庫)

Takumi ブックス

『三国志』を読む (岩波現代文庫)

著者・関係者
井波 律子 著
カテゴリ
現代文庫
刊行日
2025/05/15
体裁
A6・並製・320頁
ISBN
9784006023706
在庫状況
在庫あり

価格:1,408 円

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著者略歴

  • 井波律子 Ritsuko Inami 1944‒2020年.富山県生まれ.国際日本文化研究センター名誉教授.専門は中国文学.著書に『三国志演義』『奇人と異才の中国史』『中国の五大小説(上下)』『論語入門』(以上,岩波新書),『故事成句でたどる楽しい中国史』(岩波ジュニア新書),『三国志曼荼羅』『中国名言集一日一言』『三国志名言集』『中国名詩集』『中国文学の愉しき世界』『新版一陽来復』(以上,岩波現代文庫),『完訳論語』『書物の愉しみ』『ラスト・ワルツ』(以上,岩波書店)など多数.個人全訳に『世説新語』(全5巻,平凡社東洋文庫),『三国志演義』(全4巻),『水滸伝』(全5巻,以上,講談社学術文庫)がある.

目次

  1. 第一回 正史『三国志』と陳寿の伝記 一 『三国志』の時代 1 後漢王朝の衰退 2 黄巾の乱 3 董卓、洛陽を制圧 4 曹操と袁紹の主導権争い 5 官渡の戦い 6 劉備の動向 7 赤壁の戦い 8 江南の情勢 9 第二世代以後 二 正史『三国志』 1 正史というジャンル 2 陳寿の描く『三国志』 三 陳寿の伝記を読む 1 陳寿の人となり 2 『三国志』を著す 3 悪評のもと 4 不遇の晩年 5 裴松之の注 第二回 「魏書」――〈武帝紀〉を中心に 1 紀伝体の書き出し 2 裴松之の注を読む 3 橋玄という人物 4 許劭の評価 5 官途につく 6 洛陽から脱出 7 さまざまな異説 8 挙兵 9 天子の後見人に 10 官渡の戦い 11 江南を攻める 12 赤壁の戦いに敗北 13 荀彧を自殺に追い込む 14 曹操の最期 15 曹操の詩 第三回 「蜀書」――〈先主伝〉〈諸葛亮伝〉を中心に 1 劉備の出自 2 関羽との出会い 3 劉備、荆州へ 4 諸葛亮との出会い 5 諸葛亮の出自 6 長坂の戦い 7 赤壁の戦い 8 入蜀 9 関羽の敗死 10 劉備、即位 11 劉備の最期 12 出師の表 13 諸葛亮の最期 第四回 「呉書」――〈呉主伝〉〈周瑜・魯粛・呂蒙伝〉を中心に 1 父、孫堅 2 兄、孫策 3 孫策の死 4 孫権 5 荆州へ 6 魯粛の伝記 7 赤壁の戦いまで 8 〈周瑜伝〉に見る赤壁の戦い 9 周瑜から魯粛へ 10 魯粛から呂蒙へ 11 呂蒙の死 12 周瑜、魯粛、呂蒙の評 年表 『三国志』の時代 あとがき 付録① 吉川幸次郎『三国志実録』解説 付録② 花田清輝『随筆三国志』解説―花田清輝の読み解く三国志世界 現代文庫版解説――正史『三国志』人名索引作成の思い出………井波陵一

本文紹介

日中両国で今も読みつがれる三国志の物語。その原点である正史をひもとき、史実の中に英雄たちの真の姿を読む。解説=井波陵一

抜粋:日中両国でいまも書きつがれ、読みつがれている“三国志”の物語。その原点である正史『三国志』をひもとき、曹操、劉備、孫権らそれぞれの伝記の史実のなかに、英雄たちの真の姿を読む。『三国志』と『三国志演義』の両方を訳した第一人者が、平明な語り口で歴史の醍醐味と物語のおもしろさを存分に語る。解説=井波陵一