書籍詳細

書籍のレビュー・概要

傲慢なエリートは私たち普通の人々の苦しみを分かっていない――中央政府の財政規律やマイノリティのアイデンティティなどをめぐって、既存の左右対立には収まりきらない様々な分断が世界中で生じている。この対立構図はどう生まれてきたのか。議院内閣制のモデルだったイギリスの混乱は、私たちにとって他人事ではない。

わかりあえないイギリス 反エリートの現代政治

Takumi ブックス

わかりあえないイギリス 反エリートの現代政治

著者・関係者
若松 邦弘 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2025/05/20
体裁
新書・206頁
ISBN
9784004320678
在庫状況
在庫あり

価格:1,012 円

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著者略歴

  • 若松邦弘(わかまつ・くにひろ) 1966年北海道生まれ.東京大学教養学部卒業,同大学院総合文化研究科修士課程,ウォーリック大学大学院博士課程修了.政治学博士(PhD in Politics). 東京大学助手,東京外国語大学助教授などを経て, 現在─東京外国語大学教授. 専門─政治学,イギリス現代政治 共著─『地域のヨーロッパ』(宮島喬・小森宏美との共編著,人文書院) 『ポスト代表制の比較政治』(小川有美編,早稲田大学出版部) 『国境を越える政策実験・EU』(平島健司編,東京大学出版会) 『ヨーロッパ・デモクラシー 危機と転換』(共著,宮島喬・木畑洋一・小川有美編,岩波書店) 『現代政治のリーダーシップ』(高橋直樹・松尾秀哉・吉田徹編,岩波書店) など

目次

  1. 序 章 「エリート」vs.「普通の人々」という対立 第1章 「リベラルの時代」の終焉 1 サッチャーからブレアへ 2 都市部での不信 3 農村部での不信 4 「リベラルな合意」のゆくすえ 第2章 下からの反乱──経済的な対立の再燃 1 財政緊縮への反応 2 対立的な政治 3 不信の表出 第3章 地方からの反乱──新たな対立軸の浮上 1 国民投票と「とり残された」人々 2 「彼らロンドン」vs. 我々──文化戦争の兆し 3 ポスト階級時代の困難 161 終 章 イギリスはわかりあえるか? 1 漂流する二大政党制 2 対立に終わりはくるのか あとがき 参考文献

本文紹介

傲慢なエリートは私たち普通の人々の苦しみを分かっていない――既存の左右対立に収まらない新たな対立構図の原因を探る。

抜粋:傲慢なエリートは私たち普通の人々の苦しみを分かっていない――中央政府の財政規律やマイノリティのアイデンティティなどをめぐって、既存の左右対立には収まりきらない様々な分断が世界中で生じている。この対立構図はどう生まれてきたのか。議院内閣制のモデルだったイギリスの混乱は、私たちにとって他人事ではない。