書籍詳細

書籍のレビュー・概要

第二次大戦中にドイツ兵と愛し合ったフランス人女性の多くが、解放後に見せしめとして丸刈りにされた。「対ナチ協力者」として命すら脅かされた彼女たちはどのような戦後を生きたのか。日本人留学生が、つらい過去を背負いながら戦後フランスを生き抜いた女性たちに出会い、その人生を綴った記録。(解説=ソッティーレ、マルコ)

丸刈りにされた女たち (岩波現代文庫)

Takumi ブックス

丸刈りにされた女たち (岩波現代文庫)

「ドイツ兵の恋人」の戦後を辿る旅

著者・関係者
藤森 晶子 著
カテゴリ
現代文庫
刊行日
2025/04/15
体裁
A6・並製・238頁
ISBN
9784006033538
在庫状況
在庫あり

価格:1,166 円

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著者略歴

  • 藤森晶子 Akiko Fujimori 1979年広島市生まれ.東京外国語大学外国語学部欧米第二課程(フランス語専攻)卒業.ストラスブール第三大学大学院への留学を経て,東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得退学.著書に『パリの「敵性」日本人たち脱出か抑留か1940―1946』(岩波書店,2023年),訳書にエマニュエル・ドロア『デミーンの自殺者たち―独ソ戦末期にドイツ北部の町で起きた悲劇』(共訳,人文書院,2023年)がある.

目次

  1. はじめに 第1章 レジスタンスの国――ジャクリーヌの場合 「戦争の子供たち」国際講演会 「フランスの恥」 「呼びかけ」から解放へ 元レジスタンス活動家の反応 マルセイユの老婦人 オルレアンの元陸軍大将 ドイツ国防軍情報センター 第2章 写真の呪縛――シモーヌの場合 キャパの写真 『ライフ』 シモーヌ・トゥゾー 裁判による粛清 シモーヌへの追及 リディアさんの父親探し 第3章 「ナチの被害者」――リナの場合 南ドイツ・フェルバッハ ナチ・ドイツの人種政策 ナチ党による丸刈りの収束 リナの戦後 第4章 母と子の戦後――テレーズとマリ= ジョゼの場合 父親探し ナチの人種主義政策と「生命の泉協会」 解放後の各国の女性への暴力 ドイツ兵の子供への各国の対処 近年の動き 第5章 制裁の起源――マルグリットの場合 姦通の罰としての丸刈り 女性の髪の象徴性 見せしめの歴史 「タールと羽」 中世的野蛮 日本における丸刈り 第6章 「不幸な人生を歩むよう定められているの」――セシルの場合 出会い オテル・ド・ラ・ガール セシルさんの手記 別れ 第7章 「これは恋の話なのです」――マドレーヌの場合 最初の証言者 グルノーブル マドレーヌさんの証言 「グリュースゴット、グリュースゴット」 第8章 できなかった再出発――エステルの場合 『ヒロシマ・モナムール』 サン= フルール アルブイ家の人たち 戦後フランスにおける丸刈りの記憶 有罪の被害者 あとがき 岩波現代文庫版あとがき 注 解説 戦時下における女性の「丸刈り」と女性の身体…………マルコ・ソッティーレ

本文紹介

解放後、ナチス・ドイツの兵士を愛した「罰」として丸刈りにされたフランス人女性たちの人生を綴る。解説=ソッティーレ、マルコ

抜粋:第二次大戦中にドイツ兵と愛し合ったフランス人女性の多くが、解放後に見せしめとして丸刈りにされた。「対ナチ協力者」として命すら脅かされた彼女たちはどのような戦後を生きたのか。日本人留学生が、つらい過去を背負いながら戦後フランスを生き抜いた女性たちに出会い、その人生を綴った記録。(解説=ソッティーレ、マルコ)