書籍詳細

書籍のレビュー・概要

「日本人と蛸の交響は歴史・文学・美術はもとより、祭りや芸能、信仰・伝承、はては民話・玩具・食文化まで、いたるところから聞えてくる。善かれ悪かれ日本人の感情によほど訴える生き物」、それがタコ! その魅(魔)力に「吸いつかれて」七十年余。カニ先生が全国津々浦々、機会あれば集め続けたタコ百般に関するタコ談義の集成。

カニ先生の タコペディアにっぽん

Takumi ブックス

カニ先生の タコペディアにっぽん

著者・関係者
可児 弘明 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2025/04/04
体裁
四六・並製・212頁
ISBN
9784000616928
在庫状況
在庫あり

価格:2,200 円

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著者略歴

  • 可児弘明(かに・ひろあき) 1932年,千葉県市川市生まれ.慶應義塾大学名誉教授.専門は東洋史.民俗学,社会史,華僑華人研究. 慶應義塾大学文学部卒業後,同大学院文学研究科博士課程修了.香港中文大学新亜研究所助理研究員を経て,慶應義塾大学教授.同大学退職後,敬愛大学国際学部教授. 1965〜73年にかけて香港中文大学にて調査活動.79〜80年にUCLA等にてアメリカ華僑の調査.その他,台湾,シンガポール,マレーシア,タイなどで華人伝統文化を調査する.1969年,『香港艇家的研究』にて第5回澁澤賞(日本民族学会,現在は日本文化人類学会)を受賞. 主著─『鵜飼』(中公新書,1999年),『香港の水上居民』(岩波新書,1970年),『近代中国の苦力と「豬花」』(岩波書店,1979年),『シンガポール 海峡都市の風景』(岩波書店,1985年)など.

目次

  1. はじめに──タコの吸盤 Ⅰ 蛸「八」変化 1◎蛸の足考 2◎ひょっとこ口は江戸の昔から Ⅱ 関東の茹で蛸・関西の生蛸 1◎蛸食は弥生の昔から西高東低 2◎蛸を食べて稲の豊穣を祈る 3◎「食べる国」と「食べない国」 4◎「引張り蛸」になれない蛸 Ⅲ 蛸信仰と日本人 1◎日本人特有の隠喩 2◎蛸の「類感呪術」──私説 花巻人形の蛸 3◎神仏の従者になった蛸、なり損なった蛸 4◎「災いくるな」──わら蛸を下げる房総のムラ 5◎蛸の霊力 Ⅳ 神出鬼没の蛸 1◎東西で異なる蛸踊り 2◎蛸猿の仲 3◎踊る蛸・担がれる蛸 Ⅴ 縄文人は蛸を食べていたか──蛸の考古学と私 あとがき──蛸に魅せられて七十年 主要参考文献一覧 初出一覧 図版出典一覧

本文紹介

あのひょっとこ口はいつから? タコには霊力がある? 謎の魅(魔)力に「吸いつかれて」七十年余。集め続けたタコ談義の集成

抜粋:「日本人と蛸の交響は歴史・文学・美術はもとより、祭りや芸能、信仰・伝承、はては民話・玩具・食文化まで、いたるところから聞えてくる。善かれ悪かれ日本人の感情によほど訴える生き物」、それがタコ! その魅(魔)力に「吸いつかれて」七十年余。カニ先生が全国津々浦々、機会あれば集め続けたタコ百般に関するタコ談義の集成。